建物自体に魅力がいっぱい

横浜市営地下鉄ブルーライン 阪東橋駅を降り、横浜橋通商店街を抜け、小さな川を渡った先の路地裏にある銭湯、『仲乃湯』。
貫録のある宮造りで、入口は二つありそれぞれに名入りの暖簾がかかっています。
たくさんの下足箱とピカピカの床板。
中に入ると番台から大女将が笑顔で出迎えてくれました。
広々とした脱衣所の天井は、折上格天井という造りだそうでとても美しい。
壁にかかった振り子時計もちゃんと動いています。

 

露天風呂、美人の湯、メロン・マンゴー・ビールの湯!?

浴室も広々。
男湯には開放感あふれる�猩�天風呂�瓠�！うらやましい……岩風呂で灯篭もあり、どこぞの旅館に来たかのよう。
（※露天風呂は撮影許可済みです）
女湯は防犯上露天は難しかったそうですが、重曹効果でつるつるになれる�猗�人の湯�瓩�あります。浴室との間に扉があり、広さもあるので、静かにゆっくりつかることができます。
メインの浴槽の湯はあつめ。座湯のジェットは水圧が強めでマッサージにちょうどいい。
薬湯は少しぬるめで、日替わりで様々な種類のお湯が楽しめます。（個人的にはビール、気になります）
水風呂はありませんが、立ちシャワーが五台あるので水を浴びながら長湯も可能。
女湯の壁画は、メインに湖から鳥居越しに朝日が昇るモザイクタイル、仕切り壁には三保の松原から望む富士山のタイル絵です。

 

昔ながらの銭湯を満喫できます

古き良き姿を、きちんと手入れし守っている、愛情が伝わってくる。
新しいことがすべてじゃない、でも古いだけじゃない、伝統と今を感じられる場所。
たくさん銭湯をまわっている方にはもちろん、あまり銭湯に行ったことがない方、近代的な銭湯やスーパー銭湯が好きな方にも、是非一度入ってみていただきたい銭湯です。

 

横浜下町散歩にも

駅との間にある横浜橋通商店街はとても活気がある商店街で、珍しい食材が手に入ったりしますし、すぐそばには大衆演芸場があったり。少し足を延ばせば飲み屋街でお馴染み「野毛エリア」にも出られる立地。横浜下町散歩のルートのひとつにいかがでしょうか。