自動運転技術の発展のために、Googleの兄弟会社として知られる自動運転カー開発メーカーのWaymoが自動運転のデータセットを研究用に無償公開しました。その内容は「研究用に公開されたものとしては過去最大級かつもっとも多様な自動運転データセット」だとのことです。

Open Dataset Waymo

https://waymo.com/open

Waymo releases a self-driving open data set for free use by the research community | TechCrunch

https://techcrunch.com/2019/08/21/waymo-releases-a-self-driving-open-data-set-for-free-use-by-the-research-community/

自動運転の技術開発・発展に向けてのデータセット公開は、2019年6月にフォード傘下のArgo AIが、2019年7月にLyftが、それぞれ行っています。

Argoverse BY ARGO AI

https://www.argoverse.org/



Lyftが無料で自動運転カー開発用の膨大なデータセットを公開 - GIGAZINE



by Riccardo Bresciani

今回公開されたWaymoのデータセットは、自動運転カーによって行われた各20秒の連続運転のセグメント合計1000件で構成されています。対象の場所はサンフランシスコ、フェニックス、カークランド、マウンテンビューで、運転はそれぞれ夜間、雨天、夕暮れ時など様々な条件下で行われました。

含まれているデータはWaymoが自社開発したLIDARの5つのセンサーデータのほか、正面・側面に取り付けられた5つのカメラによる高解像度の360度映像、LIDARのセンサーとカメラ映像を同期させたデータ、車両・歩行者・自転車・標識のラベリング情報などです。

TechCrunchは「Waymoはこれまでは比較的閉鎖的な企業だったので、データセットが『オープン』かどうか懐疑的な人もいるかもしれない」と前置きしていますが、ライセンスの内容、およびWaymoのVijaysai Patnaik氏が行ったというブリーフィングにより、非商用で研究・教育目的であれば問題なく利用できることが示されています。