武井壮

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24日放送、MBS「戦え!スポーツ内閣」で、MCの武井壮が、スピードスケートの清水宏保を見て十種競技からの引退を考えたと明かした。

大学で十種競技を始め、3年足らずで日本一になった武井。当時は「地球上にいるどのアスリートよりも練習した」と自負していたが、ある時清水のトレーニングを見て「勝てない」と思ったという。

武井は「これだけ筋肉の苦しみとか、乳酸への耐性とか、パワー系の動作にこれほど耐えられる人間はたぶん地球上にいない」とコメント。「世界一練習に耐えられる男」と清水を絶賛した。

実際、スタジオに登場した清水の太ももをチェックすると、武井は「今まで人間の脚を触ってきて感じたことのない凹凸がある」「今まで知らない筋肉が育っている」と、清水のハムストリングスに驚がくする。

さらに、清水は驚きのエピソードを明かした。ある時、チーターが走る様子を見てヒントにし、1〜2週間かけて食事を減らし、胃袋と腸を小さくしてから、腹圧で内臓を上に上げたという。これにより、実際にタイムも速くなったそうだ。

自ら「トレーニングで気を失うぐらい追い込める」と話す清水は、現役時代に常人の5倍にあたる乳酸値をトレーニングで記録していたと明かした。日本の国立科学スポーツセンターのデータで、一番の値だったという。

日本一になった年に、圧倒的な清水のトレーニングを目にしたという武井は「フィジカルスポーツはこの人に任せようと思った」とコメント。「陸上をやめる良いきっかけだった」と、清水の存在が陸上選手・武井壮の引退につながったと述べた。