37歳の元英代表DFテリー、現役引退を発表「素晴らしい23年間だった」

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 37歳の元イングランド代表DFジョン・テリーが7日、インスタグラムで現役引退を表明した。

 インスタグラムに投稿された画像には、以下のようなメッセージが綴られている。

「フットボーラーとして素晴らしい23年間だった。今、僕は引退することを決めた」

「沢山の人にありがとうと言いたい。妻のトーニ、息子のジョージとサマーは、僕のキャリアで本当に大切なものだった。彼らなしにはここまで来ることはできなかっただろう。心から愛している」

「また、両親のテッド、スーにも感謝したい。僕の夢、サッカー選手になる機会を与えてくれた。僕の兄弟ポールも、僕のキャリアなどについて相談にのってくれたね。助言もくれた。家族や友人らに本当に感謝を伝えたい」

「14歳の時、僕は最高で最大の決断を下した。チェルシーとサインしたんだ。このクラブの人たちが僕にとってどういう存在だったが、言葉では言い表せない。ファンのみんなは特にね」

「ピッチ内外でサポートしてくれたし、サポーターとは本当に素晴らしい絆を築けた。そして、僕たちは多くの素晴らしい思い出を共有してきた。サポーターなしでは何もなし得なかっただろう。君たちは世界で最高のサポーターだ」

「素晴らしいチームメイト、コーチ、監督、そしてスタッフにも感謝したい。一緒に仕事できたことを光栄に思う。彼らがいたから、僕は愛するクラブで717試合も出ることが出来たと思う。そこでキャプテンを務めることが出来たのは、僕の特権だった」

「みんながいたから僕は子供の頃からの夢を叶えることが出来たよ。イングランドのキャプテンを務めることも出来た。本当に誇りに思う」

「僕のフットボール人生とこの心はいつもチェルシーと共にある」

「また、1999年、僕がローン移籍したノッティンガム・フォレストにも感謝しているよ。ここで僕は選手として成長することが出来た。そしてもちろん、アストン・ヴィラにも大きな感謝をしないといけない。このようなビッグクラブで僕にキャプテンを務める機会をくれた。かけがえのない経験だった」

「これから、人生の次の章に進めることと、次の挑戦を楽しみにしている」

 テリーはチェルシーの下部組織育ち。1998年に17歳でトップチームデビューを果たして以降、21年間に渡ってチェルシーの第一線で活躍してきた。

 その間に獲得したタイトルは「15」にのぼり、プレミアリーグは5回優勝。また、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ優勝も経験してきた。

 イングランド代表としては、2003年にセルビア・モンテネグロ代表戦でデビューし、2006年からはキャプテンに就任。通算78キャップを誇っている。

 チェルシーはクラブの公式ツイッターで、「チェルシーでの21年間で15個のトロフィー。歴史上、最も素晴らしいキャリアを築いたイギリス人の1人。これから最高の人生を、JT」と、テリーの引退に感謝の言葉を添えている。

 なお、テリーは2017年にチェルシーを退団し、昨季はアストン・ヴィラでプレー。今夏の契約満了後は無所属の状態が続いていた。