浦和の2ndステージ優勝が決定! 粘る磐田を下して6連勝、年間首位もキープ

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 2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第16節が29日に行われ、ジュビロ磐田浦和レッズが対戦した。

 残り2試合となったセカンドステージ。年間順位13位の磐田は降格圏との差が3ポイントと、残留に向けて負けられない状況だ。対する浦和は引き分け以上でセカンドステージ優勝が決定。ただ、勝ち点3を逃した場合は年間首位の座を明け渡す恐れもあり、こちらも負けられない一戦となる。

 磐田はアダイウトンやジェイらが先発出場。浦和は槙野智章や興梠慎三がスタメンに名を連ねたほか、前節を欠場した柏木陽介が先発復帰を果たしている。

 最初のチャンスは浦和。5分、最終ラインの遠藤航が左サイドの裏にロングボールを送ると、抜け出した関根貴大がダイレクトで折り返す。これをゴール前の興梠が左足ボレーで合わせたが、シュートはクロスバーを叩いた。

 対する磐田は7分、カウンターを仕掛けると、エリア内左に持ち込んだアダイウトンが右足でゴール右隅を狙ったが、シュートはDFにブロックされてしまった。

 試合の主導権を握る浦和は26分、高木俊幸がエリア手前からドリブルを仕掛け、DFをかわして右足でミドル。しかし枠の左を捉えたシュートはGKに阻まれた。32分にはエリア手前右からのFKを柏木が直接狙ったが、惜しくも右ポストを直撃し、先制点とはならない。

 その後も猛攻を続けた浦和だったが、磐田の守備陣が体を張って守り、前半はスコアレスで折り返す。

 後半に入り57分、磐田はカウンターを仕掛け、右からのクロスをファーサイドの森下俊が折り返し、最後はジェイがシュートにつなげたが、DFに当たったボールは枠の左上に外れた。さらにこの流れで得たCKにジェイが頭で合わせたが、このシュートも枠を捉えることはできなかった。

 試合が動いたのは62分。右サイドでドリブルを仕掛けた駒井善成が縦に突破してクロスを供給。これを中央の武藤雄樹がヘディングでゴール左隅に沈め、浦和が先制に成功した。

 追加点を狙う浦和は77分、興梠からのスルーパスで武藤がGKと一対一となったが、左足のシュートは好セーブに阻まれた。さらに80分、今度はエリア内右に抜け出した途中出場のズラタンがGKと一対一となったが、ループシュートはGKカミンスキーに止められてしまう。

 終盤にも決定機を作った浦和は追加点こそ奪えなかったが、磐田に反撃を許すことなく、試合はこのまま1−0で終了。浦和がリーグ戦6連勝でセカンドステージ優勝を決め、年間首位の座もキープしている。

 次節、磐田は11月3日に敵地でベガルタ仙台と、浦和は同日にホームで横浜F・マリノスと対戦する。

【スコア】
ジュビロ磐田 0−1 浦和レッズ

【得点者】
0−1 72分 武藤雄樹(浦和)