18日放送の情報番組「モーニングバード!」(テレビ朝日系)で、羽鳥慎一アナウンサーが、名古屋市ゴミ屋敷問題に関して、報道メディアへの不快感をあらわにした。

番組は、名古屋市の住宅街で問題となっているゴミ屋敷を、VTRで特集。家主の男性が自宅に入りきらない大量のゴミを抱え込み、それが歩道にまで進出するようすを放送した。男性自身も歩道で寝起きしており、近隣住民とのトラブルも絶えない。なお、メディアからの取材に対して男性は、「ゴミではなく資源である」などと訴えている。

名古屋市が、5月8日までの撤去を文書通告し、男性も片付けへと意欲を見せていたというが、いまだ歩道には多くのゴミが積まれたまま。

こうした状況に目をつけたメディアは、連日のようにゴミ屋敷のようすを報じていた。そのためか、最近では野次馬の姿が目立つというのだ。なかには、写真撮影をする人や、家主にサインを求める人も。家主も野次馬からのこうした要求には、積極的に応えていた。

番組によれば、ゴミ屋敷が「観光スポット」となってしまったため、片付けが進展していないそう。多少の改善はしているが、根本的な解決はしていないのだという。

VTR後、羽鳥アナはまず、野次馬の行動について、「(周囲への)迷惑考えると、サインしたり写真撮ったり、私はどうかなと思いますけどね」と、指摘した。

続けて、ゴミ屋敷の問題を報じ続けているメディア側にも言及。厳しい表情で、「現状の問題点を報道することによって、行政に(片付けを)促すことになるのかなと思って、我々やったんですけど」と語りだし、「なんか写真撮りにきたり、サインするんだったら、報道しないほうがいいのかな」と、胸中を打ち明けた。

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