就活スタイル編集部

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就活講師×合コンシェルジュ対談! 恋愛的就活論

企業に自分の魅力を伝える「就活」と、意中の人に自分をアピールする「恋愛」。この2つにはいくつかの共通点があるのではないだろうか? その仮説の下、実に2,000回もの合コンを経験した「合コンシェルジュ」として知られる一般社団法人日本合コン協会会長の絵音(えのん)さんと人気就活講師夏目幸明先生が検証対談! 合コンテクから思わぬ就活必勝法が見えてきました。

夏目 就活と合コンの共通点を考えたんです。そのひとつに「相性を探る作業」があると思います。だからなんでしょうね。受験勉強のように、努力をすればうまくいくわけじゃない。自分のよさを認めてくれる人、自分がよさをわかる人と巡り会うことが必要になります。

絵音 たとえばどれだけダイエットしてスタイルを磨き上げても、好きな男性がデブ専だったら意味ないですもんね。

夏目 わかりやすすぎます(笑)。だから恋愛や就活は、いかに自分の望みを明らかにし、自分が相手にしてあげられることをアピールするかが重要なんです。しかも、多くのビジネスの場と同じように、明るく、楽しく。きっと、これがサラッとできることを「コミュニケーション力が高い」と言うんでしょうね。

絵音 「明るく楽しい」に加え、先に相手の立場を認めることって大事ですよね。たとえば好みのタイプを聞かれた時に、モテる女子は「優しい人が好き」と言うより「少年のような人が好き」と言うんです。前者は、他人に「優しい」という要素を求めているのに対し、後者はありのままのその人を受け入れているスタンスだからモテるんです。就活でも「こんな会社がいい」「こんな仕事がしたい」という思いはあると思うんですが、まずは相手がどんな学生を望んでいるか知ることが大事なんじゃないでしょうか。

面接の最後に「質問はありますか?」にはこう答えよ

夏目 デートも面接も、最終的には「相性を探る作業に過ぎない」と意識をしておくと、様々な質問にうまく返せます。たとえば、面接の最後に「何か質問がある?」と聞かれた時、一般的に正解とされる態度は「私はこういった経歴、志向性を持っていますが、それは御社で役に立ちますでしょうか?」とか「将来的にこんなことに挑戦してみたいのですが、可能でしょうか?」といった質問をするのがよいと言われています。これも、相性を探っているのだ、という意識があれば自然とできますよね。

ちなみに、ある企業では、面接で役員がずらりと並び「今日はあなたの質問に答えますよ」と学生に1時間以上質問をさせたところもあります。どれくらい「相性」を意識し、将来のビジョンを合わせる意識を持っているかが試されているんです。

女子と面接官の「撒き餌」に気づけるかで、結果に雲泥の差が出る!

絵音 相性のよさを探る作業の中では、どれくらい相手のことが好きかという「好きアピール」も大事なんですよね。

仮に合コンで「俺、この子が気好きになっちゃった!」と宣言をしたなら、かなり高得点です。なぜって、ほかの女子と仲良くなる可能性を一切、放棄しちゃってますから。それくらい好きという意気込みが、その子にが伝わりますよね。

夏目 あと、企業のサインに気づくことも重要ですよね。女子ってたまに、要求を遠回しに言うことってないですか?

絵音 「撒き餌」ですね(笑)。好きな男子の前で「焼き肉好きなんだよなー」とか「ここ、行ってみたいんですよねー」とぼやいてみたりします。日本の文化には、女子から「つれてって!」と言いにくい何かがあるから、撒き餌をして待ってみて、それから釣り上げる必要があるんですよ(笑)。

夏目 それです。面接に行くと「あなたの趣味は何ですか?」などと様々な質問をされますが、それってすべて、面接官としては「こんな答えが聞けたらいいな」という狙いを持った「撒き餌」なんですよ。

たとえば食品の会社で「あなたの趣味は?」という質問をされたのであれば「クックパッドを見て料理して、次に自分なりに工夫をすることですね」といった答えを用意していく。もしくは「昔野球部だったため、草野球が趣味です。野球の経験って仕事に活きると思うんですよ」といったアピールを用意していく。ただ漠然と趣味だけを語るのか、それとも相手が何を聞きたいか考えて工夫してから返すのとでは、本当に雲泥の差が出ます。

ほら、合コンでも「撒き餌」に気づいてもらえないと寂しいじゃないですか。就活生も、面接官の「撒き餌」に気づいてあげてほしいんですよね。

本日の恋愛的就活論
■入社試験は「お互いの相性を探る作業」にほかならない
■相手が何を答えてほしくて聞いているのか「撒き餌」に気づこう

絵音/合コンシェルジュ、一般社団法人 日本合コン協会 会長(代表理事)、株式会社ビッグリボン 代表取締役。タレント時代に3年間で1000回の合コンを経て、2009年に株式会社ビッグリボンを設立し、「恋愛jp」「パピマミ」などのインターネットメディア事業を展開する。"合コンシェルジュ"としてメディア出演多数、著書に『「急に熱が出た」と言いだす女の本音』(主婦の友社)など。公式ブログ「ENON'S BAR」 http://ameblo.jp/enon0820/ 一般社団法人 日本合コン協会 http://gokon-jpn.org/


夏目幸明/1972年3月20日生まれ。早稲田大学卒業後、広告代理店・アサツーディ・ケィへ入社。退職後、経済ジャーナリストへ転身し、「マーケティング、マネジメント、技術が見えれば企業が見える」を旗印に様々な企業を取材。著書に、創業者13人の人生を描いた「掟破りの成功法則」(PHP研究所)、など。ほか、資格の学校TACや明治学院大学などで豊富なマネジメント・マーケティング経験を活かし就活講座を行う。facebook「脱力就活先生・夏目幸明」、就活イベントも開催。