「毒まんじゅう」は蜜の味!? 知られざる政治の業界用語・8選

普段はなかなか知る機会がない「政治」の世界には、戦いをイメージさせる業界用語が多く使われています。今回は、一般人にはなじみが少なさそうな政界用語の一部をご紹介します。

■朝立ち

なんだか卑猥なイメージがある言葉ですが、政治の世界では非常にクリーンな意味で使われます。意味は、「政治家が出勤時間帯などの人通りの多い時間に、有権者に向けて街頭演説する」こと。政治家に「今日朝立ちしちゃったよ」と言われても、それは決してセクハラではありません。

■文屋

これは「文章を売るお店の人」、つまり「新聞記者」のこと。ドラマで耳にしたことがある方も多いのかもしれません。ただしこの言葉には「ろくな質問をしない」という軽蔑の気持ちが込められていることも多いよう。それを意識して聞くと、また違った発見がありそうですね。

■空中戦

政治家にとって「戦争」とは、ずばり「選挙」を指します。街頭演説やメディアを活用した活動が「空中戦」です。ちなみに「地上戦」は挨拶周りなどで選挙区の市民との関わりを深める選挙手法を言います。

■毒まんじゅう

非常に物騒なイメージがある言葉ですが、これは反対陣営からの「賄賂」を示す隠語です。おいしそうではあるけれど、食べたら最後……という意味が込められています。クリーンな政治家を目指すなら、無関係でいたいものですね。

■実弾

こちらもまた、物騒な言葉ですが「現金」を示しています。やはり選挙活動という「戦争」を行う上では「実弾」がなくてはならないものなのでしょうか。ちなみに「実弾を撃つ」と使われる場合には、買収工作をすることを示しています。

■寝る

国会中継であくびをしている国会議員……という意味ではありません。野党が審議拒否をすることを指します。いつまでも拒否していても話は進みません。また審議を開始することを「起きる」と言います。

■パー券

「パー券」を略さずに言うと「パーティー券」です。政治家が政治資金を集める目的で開催する宴会に、参加するための券を示します。

■田植え

のどかな印象を与える言葉ですが、ここには政治家の影の努力が示されています。これは選挙期間以外で政治家が、地元の人々の覚えを良くしてもらおうと、合法的に活動を行うことを示しています。いつか立派な稲穂に育つことを信じて!?

(ファナティック)