ロンドン五輪でアジア旋風 男子サッカーと女子バレーで日韓が躍進
ロンドン五輪の男子サッカーでメキシコと対戦したU−23日本代表は1−3で逆転負けを喫し、ブラジルと対戦した韓国は0―3で敗れ、ともに初の決勝進出を逃したが、日本と韓国のいずれかの銅メダルは確定した。また、女子バレーでも日本と韓国はともに4強入りを果たすなど、サッカー、バレーとともにめざましい活躍を続ける日韓代表に対し、中国メディアの東方網は9日、「ロンドン五輪でアジア旋風が巻き起こっている」と報じた。
これまでにアジアの国が五輪男子サッカーで収めた最高の成績はメキシコ五輪で日本が獲得した銅メダルだった。日本と韓国は10日、銅メダルをめぐって対戦するが、いずれかの国が銅メダルを獲得することは確定しており、アジアの国として過去最高の成績に並ぶことになる。
記事は、「特に日本は男女ともにすばらしいパフォーマンスを見せ、欧米の強豪国と遜色ない技術と精神力を見せつけた」と報じた。
また、女子バレーにおいても、日本は中国を破り、韓国は2011年ワールドカップの覇者イタリアを破ってともに4強入りを果たした。男子サッカー同様、女子バレーにおいても、日本と韓国のいずれかのメダルは確定したことについて、記事は「その活躍ぶりは活目すべきもの」と称賛しつつも、日韓の躍進と比較したうえで自国の停滞ぶりを嘆いた。(編集担当:及川源十郎)