天安門事件:中国大手検索サイト・百度は「六四」でヒットせず
6月4日は「天安門事件(第二次、1989年)」発生の日だ。中国当局が北京市内の天安門広場などで、民主化を求める若者に対して人民解放軍を投入し、武力弾圧を加えてから23年を迎える。中国で同事件は「六四」などと呼ばれるが、同国の大手検索サイト「百度」では、「六四」で検索しても同事件に関連するページはヒットしない状態が続いている。
「百度」を使って「六四」の語でウェブページ検索すると、サッカーの試合予想(6、4の可能性で勝ち)、青春小説の「第64回」、「六四式公安拳銃」など、同事件とまったく関係のないページがヒットする。ニュース検索の結果では、「六四式公安拳銃」を使った犯罪が上位に並ぶ。天安門事件絡みのページは見当たらない。
一方、中国当局に対して「干渉をやめよ」と批判して決裂、中国語検索事業の拠点を香港に移したグーグル(google)を使い、「六四」の語でウェブページ検索すると、「六四の前夜、中国では記念宣伝をして身柄を拘束される人も」、「米国務省は六四23周年で声明を発表」など、天安門事件絡みのニュースが上位に表示される。
配信元は「美国之声(ボイス・オブ・アメリカ中国語版)やBBC放送(BBC)、法輪功とのつながりがうかがわれる大紀元など、中国大陸外に拠点を置くメディアばかりだ。
ニュース検索でも天安門事件に関連するページがずらりと並ぶ。いずれも海外に拠点を置くメディアによる記事だ。
中国大陸部からグーグルへの接続は、不安定な状態が続いている。(編集担当:如月隼人)
