UFC入りはないという発言が最近、ダナ・ホワイトから聞かれたギルバート・メレンデスだが、ファン心理からするとホルヘ・マスヴィダルに勝てば、UFC上位陣との対戦は見てみたい

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17日(土・現地時間)にサンディエゴのヴァレーヴューカジノ・センターで行われるStrikeforce「Melendez vs Masvidal」。3月にズッファが買収し、ウェルター級王者ニック・ディアズ、ライトヘビー級王者ダン・ヘンダーソン、そしてヘビー級王者アリスター・オーフレイムがUFCに戦場を移すなど、激動の年となった2011年最後のイベント開催だ。

UFCに籍を移した他のチャンピオン同様に9月末から10月にかけて、ストライクフォースを去ることになるという情報もあったギルバート・メレンデスが、ホルヘ・マスヴィダルの挑戦を受けるストライクフォース世界ライト級選手権試合が今大会のメインだ。

09年4月に暫定王座を獲得し、同年12月にジョシュ・トムソンを下し、統一王者に。昨年4月に青木真也、今年の4月に川尻達也という日本のライト級二強を寄せ付けなかった試合で、その評価はUFC世界王者級に上がった。

米国の主要サイトでも、UFC世界ライト級王者フランク・エドガーに次ぎ二番手にランクされることも多いメレンデスも、かつてPRIDEを主戦場にしていた時代は、前かがみの構えで足を止めて長いリーチを武器に打ち合いを見せていた。

しかし、ケージを主戦場にするようになると、彼は相手の動きを見極め、相手の攻撃はステップバックでかわし、鋭いカウンター、あるいは相手の姿勢が乱れたところで、勢いのある踏み込みから瞬発力を生かしたストレートを伸ばすようになり、その打撃のプレッシャーは半端なく強いものとなっている。

もともとレスリングでも強さを発揮していたが、最近のメレンデスの試合では対戦相手がしっかりと組めるほど、懐に入れなくなっている。そんなメレンデスにとっても、今回の挑戦者マスヴィダルは侮れない相手といえるだろう。

リーチで5センチ、王者を上回るマスヴィダルはそのパンチ力だけでなく、足技がある点が要注意だ。その蹴りも、トムソンのような距離を作るための足技でなく、倒すことを目的としたヒザ蹴りや、カットを誘発するエルボーを使いこなし、ヒザを警戒して、上体が起き気味なると、すぐにKOパワーを持った拳を打ちんでいく。

そのリーチはパンチだけでなく、レスリングでも効果的だ。打撃でプレッシャーを与え、テイクダウンしてトップをキープというスタイルは、ある意味、王者に通じるものを持っている。ただし、マスヴィダルはスタミナがなくなってくると、一気に気持ちが萎んでいく欠点もあり、精神的なムラがなく、高い集中力を持続できれば――という条件付きで、相当な難敵になるに違いない。
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