パラグアイ代表MFミゲル・アルミロンが新ルールに苦しんでいる。初戦で新たなVAR介入対象事象に該当してイエローカードを受けると、第2戦では新ルールによる一発退場となった。

 アルミロンは第1節のアメリカ代表戦で後半5分、右サイド深くをドリブルした際に転倒してFKを獲得した。ところがVARが介入した結果シミュレーションが判明し、相手DFティム・リームに提示されていたイエローカードの対象者がアルミロンへと変更された。

 このイエローカードはVAR介入対象の一つである「人違いのカード提示」について、新競技規則から対象が拡大されたことに伴うもの。これまでは同一チーム内の人違いのみ対象だったが、新たに「罰するチームが異なった際」も追加された。反則はアメリカのリームではなくパラグアイのアルミロンだったという罰するチームが異なる人違いにより、VARの介入を経てイエローカードの対象者が変わった。

 続く第2節のトルコ代表戦では前半終了間際、両チームの選手が対立した際に相手DFメルト・ミュルドゥルに対し、口を手で隠した状態で何かを言ってしまった。今大会では2月のUEFAチャンピオンズリーグで発生した選手間の差別騒動を受けて、対立時に口元を覆うこと自体がレッドカードの対象となっている。そうした新ルールにより、アルミロンは映像を確認した主審からレッドカードを提示された。

 グループ最終節は出場停止になることが確定したアルミロン。大会前のルールであれば現時点でノーカードだったが、新ルールによってイエローカードとレッドカードを1枚ずつ受ける痛恨の結果となった。