初代ホワイトタイガー「コハク」天国へ 2011年から親しまれた人気者 鹿児島・平川動物公園
鹿児島市の平川動物公園は、19日、園の初代ホワイトタイガーとして、多くの来園者に愛されたメスの「コハク」が、「6月17日に死亡した」と発表しました。17歳10か月で、ベンガルトラとしては国内最高齢に近い年齢でした。
2011年に来園した初代ホワイトタイガーホワイトタイガーは、インドネシアやネパールなどの森林地帯に生息するベンガルトラの白変種です。
コハクは2008年生まれのメスで、2011年に新日本科学からの寄贈で中国から来園しました。オスの「タイガ」とともに、鹿児島で初めて公開されたホワイトタイガーとして人気者となりました。
繁殖面では、オスの「タイガ」との間に計15頭の赤ちゃんを産み、そのうち7頭が生育しました。園によると、2013年に生まれた3頭をかわいがって育てていたということです。
コハクが生んだ子どもたちは、国内外の動物園に旅立ち、ホワイトタイガーの繁殖に大事な役割を果たしています。
このうち2015年に生まれた2頭は、オーストラリアへ旅立ち、動物交換で新たなコアラ2頭が平川動物公園に来園しました。
2011年に一緒に来園したオスの「タイガ」は、2016年4月に先立ちましたが、コハクはその後も元気に過ごしていました。
4月から食欲不振 6月17日に静かに旅立つ園によりますと、コハクは今年4月上旬から食欲不振が見られるようになり、腎不全と分かりました。飼育スタッフは、食欲が落ちたコハクのために、好きなものや食べやすいエサを与えたほか、注射などの治療を続けていました。
治療期間中も、寝室の掃除や運動のため、必要最小限の範囲で外の展示スペースに出すこともあったということです。
コハクは、17日の昼、寝室で静かに死んでいるのが確認されました。
「本当にありがとう」園長や飼育員から感謝の言葉福守朗園長は「トラとして非常に長生きし、天寿を全うしたと思います。多くのお客様に親しまれ、亡くなってしまい残念です。これまで長い間、本当にありがとうと伝えたいです。」とコメントしています。
また、現在の担当飼育員は、公式SNSで「担当としてコハクとの付き合いは短かったのですが、来園当時からずっと憧れの存在でした。沢山のことを学ばせてもらいました。コハク、ありがとう!」と感謝の言葉を綴っています。
平川動物公園で飼育されているホワイトタイガーは、コハクの子どものオス1頭、メス1頭となりました。
園ではコハクとの別れを惜しむ来園者のため、献花台を設ける予定にしています。
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