鹿児島市が整備をめざすサッカースタジアムについてです。

18日の市議会で市当局は、音楽のライブ会場や防災拠点として、活用を検討すると述べました。

鹿児島市議会の個人質疑では、17日に引き続きスタジアム整備に関する質問が相次ぎました。

鹿児島市の下鶴市長はこれまで「多機能複合型」のスタジアムの整備に意欲を示しています。

サッカー以外での活用 市の担当者は

サッカー以外での活用に関し市の担当者は。

(堀之内勇観光交流局長)「ライブコンサートの場所として活用している事例があるほか。避難場所、防災備蓄倉庫としての機能を導入した事例もあることから、活用方法のひとつとして検討したい」

スタジアムの「多機能性」について検討する考えを示しました。

「複合型」スタジアム整備について市長は

一方、商業施設やホテルなどを一体化した「複合型」スタジアム整備について下鶴市長は。

(下鶴市長)「(サンロイヤル)ホテル敷地等の場合は、敷地内に一定のスペースを確保することが可能である一方で、庭球場敷地等の場合は、活用可能なスペースの確保に課題があるものと考えている」

「複合型」には一定の課題があるとの認識を示しました。

庭球場に整備した場合は

また庭球場に整備した場合に、文化公園に移設する新庭球場の配置案について、県教育委員会から「応援スペースの確保」についての要望が寄せられていることも明らかになりました。

鹿児島市は市議会での議論をふまえ、県や関係団体との協議を進めたいとしています。

「多機能複合型スタジアム」とは?

(岡田キャスター)

これまでニュースの中で「多機能複合型スタジアム」という言葉が何度も出てきましたが、そもそもどんなスタジアムなのか、あらためて整理します。

従来のスタジアムは試合のみを行う場所として整備されてきました。例としては鳥栖の駅前不動産スタジアムが挙げられます。

(村田キャスター)

「多機能」と「複合」ってどういう意味ですか?

(岡田キャスター)

従来型のスタジアムに対して

▼「多機能型」はスタジアムの設備をコンサートなど別の用途にも使うこと。

▼「複合型」はスタジアムに商業施設など別の施設を併設することです。

それぞれの目的は

▼「多機能型」は「試合がない日の稼働率を上げる」

▼「複合型」は「試合に関係ない日常的なにぎわいで収入を上げる」ことです。

例として「多機能型」は北九州のミクニワールドスタジアム。それに「複合型」を加えたのが長崎スタジアムシティです。

いずれも「試合のみのスタジアム」より整備費が上がる可能性もありますが、それ以上の効果をもたらすことも期待できます。

市と県、関係団体がどのような着地点を目指すのか、今後の議論が注目されます。