カンヌ受賞の岡本多緒、義母はチベット難民「人権や社会情勢を学んだ」
【写真】凛とした表情で難民問題への思いを語った岡本多緒
俳優として国内外で活動する一方、映画監督としても作品制作に取り組んできた岡本。これまで社会的弱者やマイノリティをテーマにした作品を手掛けており、最近制作した『マイ・スウィート・パーラ』ではチベット系移民の家族を描いた。
続けて「彼らがどのように見られているのか、どのような生活を送っているのかを切り取ることによって、差別と呼ばれるようなものにつながる行動はどこから来るのだろうか、ということを描きたかったんです」と作品に込めた思いを明かした。
今後取り組みたいテーマについては、出演作『急に具合が悪くなる』にも触れながら、「自分が社会の一員であると感じられるような作品に携わり続けられたらいいなと思っています」とコメント。「難民問題もそうですし、社会的弱者だったり、マイノリティだったり、さまざまな場所に存在する問題だと思うので。演じる側としても、つくる側としても、そういったテーマに携わることができたらすごくうれしいなと思っています」と語り、俳優と制作者の両面から社会課題と向き合っていく姿勢を示した。
同イベントは、避難を余儀なくされた映画制作者や、避難民としての経験を描く映画制作を支援する「難民映画基金(Displacement Film Fund)」に関連して開催されたもの。会場では、シリア出身のハサン・カッタン監督による『Allies in Exile』、ウクライナ出身のマリナ・エル・ゴルバチ監督による『Rotation』が上映され、戦争や避難によって人生が大きく変化した人々の姿が映し出された。