栗東坂路を力強く駆け上がったキープカルム(撮影・坂部計介)

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 「しらさぎS・G3」(21日、阪神)

 昨年のサマーマイルシリーズを制したキープカルムが17日、栗東坂路で力強い走りを見せて好調をアピール。1年ぶりに勝利を飾り、今年もシリーズ王者のタイトルをつかみにいく。

 昨年のサマーマイルシリーズ王者が貫禄を示す。京王杯SC6着から巻き返しを期すキープカルムが栗東坂路で意欲のリハ。鞍上のアクションに応え、4F53秒2−39秒1−12秒6で力強く登坂した。中竹師は「馬も柔らかく、しっかり負荷をかけられた。これで仕上がった」と満足の表情を浮かべた。

 前走は初の千四。テンのスピードで置かれ、後方からの競馬になったが、最後は地力の高さを証明。上がり3F32秒6の脚を使って勝ち馬に0秒6差まで詰め寄った。「仕上げの部分でもうちょっとやろうと思って千四へスライド。少し忙しかった」と師は振り返る。それでも慣れない条件でも大きく崩れなかった。「どんなペースでも力を抜いて走れる。若い時からもまれても全然気にしないし、精神的に強い」と目を細める。

 昨年の勝ち方がまさに精神力の強さを示すものだった。前半3F35秒1のスローペースで全馬が余力たっぷりのなか、馬群を割って突き抜けた。「こんな競馬ができる馬はそう多くないよ」とトレーナーは勝負根性に感服する。前走はマイナス10キロの馬体減だったが「この時期ぐらいから競馬にいってどっしりとしてくる。前走も数字は減ったけど、体には張りがあったし、見た目も悪くないからね」と問題ナシを強調した。この夏も王者の称号を譲るつもりはない。