日産が発表した新型「キックス」(17日、東京都港区で)=高村真登撮影

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 日産自動車は6年ぶりに全面改良した小型スポーツ用多目的車(SUV)「キックス」を18日に発売すると発表した。

 価格は税込み約299万円からで5人乗り。日産は国内で人気が高い小型SUV市場で苦戦が続いており、新型車投入で巻き返しを図る。

 2代目となる新型車はいずれのグレードもハイブリッド車(HV)。刷新した新型の日産独自HVシステム「eパワー」を国内に投入する車で初搭載したことで、燃費が初代キックスより1割向上した。ラインアップをHV車だけに絞り、電動車に強みを持つ「日産らしさ」をアピールする。

 2025年のキックスの国内販売台数は前年比33・1%減の9595台。競合するホンダの「ヴェゼル」に7倍の差をつけられ、てこ入れが急務だった。最安値のHV車同士で比較すると、新型車の価格はヴェゼルとほぼ同額になる。

 前方の「顔」の部分はアメリカンフットボールのヘルメットから着想を得たという力強さを表現したデザインに刷新するなどし、遊び心を表現したという。

 小型SUVは比較的安価で台数増が望めるため、日産の期待も大きい。日産が日本市場での存在感を取り戻せるか、注目される。