『MIND SCREEN』アナログLP盤ジャケット

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浜田省吾ソロデビュー50周年を記念し、現在進行中の『SHOGO HAMADA 50th Anniversary Vinyl Collection』。今回は、7月22日にアナログLP盤がリリースされる4作品より、1979年リリースの4thアルバム『MIND SCREEN』について紐解いていく。

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■キャリア最大の“実験作”であり“過渡期の記録”

前作『Illumination』で、時代が求めるニューミュージックの洗練と、自身のロック衝動との間で激しく揺れ動いたその迷いと葛藤が、もっとも過激に、そして内省的にパッケージされたのが『MIND SCREEN』(1979年5月21日)である。

自らの音楽の地平を広げようと、10曲中6曲を職業作詞家たちの言葉を借りた『MIND SCREEN』はキャリア最大の“実験作”であり“過渡期の記録”だ。

しかし、浜田が手がけたメロディの完成度は、70年代の初期作品のなかで最も充実しているのではないだろうか。一曲目の「子午線(作詞:森田由美)」からは夏の薫りがふわっと立ち上がるが、浜田が作詞作曲を手がけた「いつわりの日々」「朝のシルエット」「グッド・ナイト・エンジェル」「悪い夢」の4曲には“本音”が表現されている。そんな都市の片隅に生きる名もなき人々のドラマが、まるでドキュメンタリーフィルムを観るような鮮明さで迫ってくる。

サウンド面では、前作に続き水谷公生の辣腕(らつわん)が光り、当時のディスコブームやAORの意匠を貪欲に取り入れた、極めてタイトで都会的なポップ・ロックが展開される。しかし、どれほどオブラートで包もうとも、浜田のボーカルから滲み出る“ここではないどこか”への飢餓感と焦燥は隠しようがない。

TEXT BY 田中久勝

■『MIND SCREEN』作品情報

2026.07.22 ON SALE
ANALOG LP『MIND SCREEN』

[収録曲]
Side A
01.子午線
02.幻想庭園
03.インディアンサマー
04.愛を眠らせて
05.いつわりの日々

Side B
01.ダンシング レディ
02.朝のシルエット
03.サイレント ムーヴィー
04.グッド・ナイト・エンジェル
05.悪い夢

■リリース情報

2026.07.22 ON SALE
ANALOG LP『Illumination』

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