性犯罪で服役中に「家族が性的被害」と妄想→母親の知人を殺害した27歳男 司法の判断は「懲役30年」【韓国】
韓国で、「自分の家族に性暴力を働いた」という妄想から母親の知人を殺害した27歳男に、懲役30年の実刑判決が言い渡された。
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6月16日、法曹界によると、春川(チュンチョン)地裁・原州(ウォンジュ)支院・刑事1部(キム・ジヒョン部長判事)は、殺人や特殊住居侵入などの容疑に問われた男Aの判決公判で懲役30年を言い渡した。
Aは今年1月16日午後6時39分ごろ、原州市台庄洞(テジャンドン)のマンションで45歳男性のB氏を殺害した疑いを持たれている。
検察の起訴内容をまとめると、Aは性犯罪によって服役中、母親の知人であるB氏が自分の家族を性的暴行したという妄想にとらわれ、「出所後にBを殺害する」と決意した。
出所後、興信所を利用してB氏の自宅を突き止めたAは、果物の配達に訪れた宅配業者を装って被害者の自宅に侵入したことがわかっている。
Aの侵入当時、B氏は外出中で、自宅には母親の71歳女性C氏がいた。そこでAはC氏を殴って脅迫したうえで監禁し、その後帰宅したB氏を凶器で襲って殺害した。
裁判所は、Aが犯行自体を認め、犯行後に警察に通報した点などは被告に有利な情状としつつも、罪質が極めて重いと判断した。
裁判所は「被告人は“被害者に落ち度がある”と主張するが、これを認めるに足る資料がないにもかかわらず主張を繰り返し、故人の名誉を毀損し、遺族に深刻な精神的苦痛を与えた」と指摘した。

さらに「様々な検査の結果、被告人は反社会性パーソナリティ障害に該当し、こうした傾向は過去の犯罪で処罰された後に深刻化したとみられる」とし、「現在まで被害者側から許されておらず、被害回復のための努力も行っていない上、被害者側は一貫して厳罰を求めている」と判示した。
(記事提供=時事ジャーナル)
