【宝塚記念】クロワデュノール 春の古馬3冠へ上昇 加速力強く併入 数日前には物足りなさも斉藤崇師「断然良くなっていた」
「宝塚記念・G1」(14日、阪神)
超一流メンバーが集結した春のグランプリ。大阪杯→天皇賞・春を連勝し、史上初となる春の古馬3冠が懸かるクロワデュノールは10日、栗東CWで伸び伸びとした動きを披露。偉業達成へ向けて、確実に上昇ムードを漂わせている。連覇を狙う昨年の覇者メイショウタバルは、同じくCWで鋭い脚さばき。ラスト1F10秒9と猛烈時計を刻んだ。24年ダービー馬ダノンデサイルも、大阪杯3着からの巻き返しへ好調をアピールした。
偉業達成へ向けて、上昇気配が漂っている。クロワデュノールは団野(レースは北村友)を背に栗東CWで併せ馬。グロリアラウス(5歳オープン)をゆったり追走する形で直線へ向くと、スムーズな加速から一歩、また一歩と力強さを増して併入。6F82秒6−37秒4−11秒2を計時した。
3日の1週前追い、そして7日の動きに物足りなさを感じていた斉藤崇師だが「(馬場に)下ろした時、下ろしてから向正面に入るまでの間、向正面で馬の後ろにはめた時の雰囲気が、先週の水曜や日曜より断然良くなっていました。その分、直線もしっかり動けたし、ようやく走れるところまできた」と好評価。手綱を取った団野も「きょうの追い切りで仕上がってきた。着実に良くなっています」と手応えありの口ぶりだ。
未知なる挑戦となった前走の春盾。先行勢がことごとく沈んでいく展開のなか、好位から早め先頭に立つ横綱相撲。さすがはダービー馬という走りで、後続の追い上げを堂々とはねのけた。指揮官は「去年の秋が2回続けてあまりいい走りができず、何とか今年は花をもたせたいと思ってやってきました。うまくいかない部分もあったなかで勝ったのは馬の力。偉い馬です」と頰を緩める。
ファン投票では史上最多の36万6039票を獲得。「(春の古馬)3冠のチャンスを持って挑めるということは、なかなかないと思います。あと3日、もっといい状態に持っていけるように頑張っていきたい」と気を引き締めたトレーナー。いまだ誰も見たことのない素晴らしい景色をつかみ取るために−。人馬一体となって、仁川の舞台を駆け抜ける。
