日本ハム 今季延長戦は4戦全勝!11回に水野V弾!新庄監督の“魔法のアドバイス”効いた
◇交流戦 日本ハム3―1ヤクルト(2026年6月5日 神宮)
打球が右翼スタンドに吸い込まれたのを確認すると、日本ハム・水野は右手人さし指を高々と突き上げた。2夜連続の延長戦にけりをつける決勝の2号ソロ。「新庄監督のアドバイス通りに打ちました。真っすぐを引っ張れるところで待っていました」。今季交流戦2度目の2連勝に導く一発に、三塁側ベンチへ戻ると仲間から手荒い祝福を受けた。
引き分けも見え始めた延長11回の先頭だった。この回から3番手で登板したキハダの初球、145キロ外角高めの直球を豪快に振り抜いた。5月8日のオリックス戦以来、約1カ月ぶりのアーチ。実は、打席に立つ直前に新庄監督から「軽く振っても飛んでいくから」と助言をもらっていて、“魔法のアドバイス”が土壇場で効いた。
遊撃ではチームトップの54試合に出場。4時間51分の死闘となった前日の広島戦もフル出場しており、新庄監督は「休ませてあげたいなという気持ちもあったんですよ」と打ち明け休養を提案したが、水野は「出られるのに休むのは嫌なので」と強行出場し、3時間30分の延長戦でヒーローを勝ち取った。
今季は1番に定着し打率・286は、レイエスに次ぐチーム2位を誇る。1メートル71、80キロと小柄ながらベンチプレスは140キロを上げ、昨季から筋肉量は2〜3キロ増。非公表ながら球団の持つ予測OPSは12球団の遊撃手で1、2位を争う持ち前のパンチ力で試合を決めた水野は充実感たっぷりに言う。
「(打球が)上がり過ぎかなと思ったけど、筋トレしておいて良かった」。これでチームも2連勝で勝率5割に復帰。パ・リーグ独り勝ちで、3位・オリックスとは2・5ゲーム差に縮めた。
今季は延長戦を4戦全勝で、2戦連続延長戦勝利は球団では18年5月26、27日の西武戦以来8年ぶり。終盤に何度も何度も逆転勝ちを演出した昨季のような雰囲気が漂ってきた。(清藤 駿太)
