クルマから「ニョキ」っと生える“光る棒”なぜ消えた?「見るとエモい気持ちになる」の声も!

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クルマから「ニョキ」っと生える“光る棒”なぜ消えた?「見るとエモい気持ちになる」の声も!

 クルマの装備品は時代とともに進化するため、かつて当たり前のように見かけたアイテムがいつの間にか姿を消してしまうことも少なくありません。

 昭和から平成にかけて、多くのセダンやミニバンのフロントバンパーの左端に装着されていた「コーナーポール」も、そんな絶滅危惧種と言える装備のひとつ。

【画像】「ええぇぇ!?」 これが海外の超高級「ヘタクソ棒」です!(15枚)

 コーナーポールとは、運転席から死角になりやすい助手席側のフロントバンパーの角に立てる棒状のアクセサリーで、先端が青や緑に光るタイプも多く、夜間の視認性を高める工夫が凝らされていました。

 当時はボンネットが長く平らなセダンが主流だったため、車両の幅や先端の感覚をつかむための実用的な補助具として、新車購入時のオプションなどで非常に人気を集めていたのです。

 しかし、「運転技術に自信がない人が頼る装備」というネガティブなイメージで語る人も少なからず存在したため、「ヘタクソ棒」という少し不名誉な俗称で呼ばれることもありました。

 そんなコーナーポールが現代のクルマから急速に姿を消した背景には、自動車の形状変化と電子デバイスの劇的な進化があります。

 まず、セダンに代わってミニバンやSUV、コンパクトカーが市場の主流となり、運転席からの見晴らしが良くなったことや、ボンネット自体が短く丸みを帯びたデザインになったことで、物理的な目印に頼らなくても運転が比較的容易になりました。

 さらに決定的な要因となったのが、カメラやセンサー技術の普及です。

 障害物が近づくと警告音で知らせるクリアランスソナーや、車両の周囲を上空から見下ろしたような映像をカーナビの画面に映し出すアラウンドビューモニターなどが、現代のクルマでは一般的な装備として定着しました。

 これにより、わざわざクルマの外観に影響を与えてまで物理的なポールを立てる必要性が薄れていったのです。

 このようなコーナーポールに対して、インターネット上では当時を懐かしむ声や様々な意見が飛び交っています。

「昔は親のクルマに必ず付いていて、夜に先端が青く光って伸びてくるのが子ども心にカッコよく見えました」「今でもあの光る棒を見ると懐かしくてエモい気分になる」といったノスタルジーを感じる声や、「免許取り立ての頃あの棒に何度助けられたことか」「ヘタクソ棒なんてバカにされたけど、あれがないと細い道なんて走れなかったなぁ」など、その実用性に感謝するユーザーのコメントが多く見受けられます。

 一方で、「昔は付けてると運転が下手だと思われるのが恥ずかしくて、わざわざ外していた時期もあった」「今のクルマ好きの若者からすると、あえてネオクラシック車に当時の純正ポールを付けるカスタムがアリらしい」「そうなの?時代は巡るもんだね〜」といったように、かつての少し恥ずかしいアイテムが、現在では一部でレトロなドレスアップパーツとして再評価されている現象に驚く声も上がっています。

 運転をサポートする技術が“物理的な棒”から目に見えないセンサーやカメラへと移行したのは、クルマの安全技術が大きく前進した証拠です。

 かつて多くのクルマに見られたコーナーポールは、ドライバーの不安を視覚的に取り除いてくれた、クルマの進化の歴史を語るうえで欠かせない愛すべきアナログ装備だったと言えるでしょう。