追加招集された吉田。アイスランド戦での活躍に期待したい。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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「まだ負けたくない。その気持ちが一番。あとは、今年に入って代表チームを意識してやってきたので。そこに到達するためにはギリギリを攻め続けていかなきゃいけない」

 37歳になっても吉田麻也の目は輝いていた。約4年前、自らキャプテンとしてカタール・ワールドカップを戦った男は今、“追加招集”という立場で再び森保ジャパンに戻ってきた。”単なるお客さん”ではなく、強い覚悟を滲ませていた。

 2026年5月28日、北中米ワールドカップを戦う日本代表が同31日のアイスランド戦に向けて千葉県内で全体練習を実施。和やかな雰囲気のなか、代表練習3日目のこの日も吉田は好調をアピールし、「コンディションがすごく良いように映りましたが」と問われると、
「良くないと意味がないでしょ」と笑顔を見せた。

 吉田には今回の代表活動への並々ならぬ覚悟があった。

「僕にとってはこの合宿がワールドカップみたいなもの。日曜日(アイスランド戦)が僕にとってのワールドカップなので。今日を終えて、あと2回しかトレーニングができないという思いなので、噛み締めながらやっています」
 
 37歳のベテランは、1回1回の練習を“タイムリミット”として受け止めていた。自身が代表キャプテンを務めていた4年前と比べても、現在の日本代表には変化、プレースピードの違いを感じているという。

「速い選手が多いですね。そこに目も身体も慣れていかなきゃいけない。(長友)佑都ともその話をしていて。ただ、すごく楽しいです。いつもより違う刺激が身体に入って。佑都も言っていましたけど、本当に一つひとつの細胞が若返ってるような気持ちになります」

 5月31日のアイスランド戦は、吉田にとって代表キャリアの集大成とも言える一戦になる。

 “もう一つのワールドカップ”で、彼は何を見せるのか。スタジアムを埋め尽くす大観衆は、“若返った吉田”のプレーに目を奪われるはずだ。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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