大谷翔平、圧巻のリアル二刀流で菅野智之との投げ合い制す 6回“ノーヒットワンラン”5勝目 打っては初回に9号先頭V弾
◆米大リーグ ドジャース4―1ロッキーズ(27日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が27日(日本時間28日)、本拠地・ロッキーズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。5四死球も6回無安打1失点の“ノーヒット・ワンラン”で5勝目を挙げた。最速100・3マイル(約161・4キロ)を計測し、99球で7奪三振の力投。規定投球回に達していないためランキングには入らないが、防御率0・82は“隠れメジャー1位”だ。
ロッキーズ先発は菅野智之投手(36)だった。大谷は自身初めて日本人先発との投げ合いとなった。初回。1番マッカーシーを3球三振に斬るなどして無失点に封じると、その直後。0―0の初回先頭の第1打席だ。カウント1―1から真ん中に甘く入った菅野の93・7マイル(約150・8キロ)直球を中越えに先頭打者本塁打。打球速度111・3マイル(約179・1キロ)、角度21度。圧巻の6試合ぶり9号ソロで幸先よく自援護した。
2点リードの4回のマウンド。四死球などで1死一、三塁とされると、カストロの二ゴロの間に1点を失った。大谷の失点は5月5日(同6日)の敵地・アストロズ戦以来、3試合&20イニングぶりのことだった。それでも、最後までヒットは1本も許さない圧巻のリアル二刀流。打者としては4打数1安打1打点で、ド軍を5連勝に導いた。
前日26日(同27日)の本拠地・ロッキーズ戦では3点リードの4回1死二、三塁で迎えた第3打席で、フリーランドのチェンジアップが右手を直撃。大谷は苦もんの表情を浮かべた。トレーナーも状態を確認し、プレーは続行となったが、5回に代打が送られて今季初の途中交代。ロバーツ監督は試合後に「大丈夫だと思う。手かパッドに当たった感じで、小指にも少しかすったみたいだけど、状態としては問題ない」と説明。「打席に立つかどうかはまだ決めていない」と二刀流出場から一転、投手専念の可能性も示唆していたが、大谷に心配は無用だった。
一方の菅野は17年WBC準決勝の米国戦以来、9年ぶりとなったドジャースタジアムの登板で4回2/3を6安打3失点。大谷と公式戦では日米通じて初の投げ合いで投げ負け、4敗目(4勝)を喫した。初回に大谷、フリーマンに2被弾。それでも、「打者・大谷」からはその後の2打席で見逃し三振、一ゴロと意地を示した。
