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 ◇大相撲夏場所千秋楽(2026年5月24日 両国国技館)

 小結・若隆景(31=荒汐部屋)が22年春場所来、25場所ぶり2度目の優勝を飾った。東前頭17枚目・藤凌駕(23=藤島部屋)を肩すかしで破り12勝目を挙げると、大関・霧島(30=音羽山部屋)との優勝決定戦を押し出しで制した。25場所ぶりの優勝は琴錦、照ノ富士に次いで史上3番目の長期ブランクとなった。

 場内での優勝インタビューでは25場所ぶりの優勝に「あまりまだ実感が湧いていないです」と第一声。「けがをした時に常にそばで支えてくれた家族の前で優勝できてうれしい」と館内で見守った家族への感謝を口にした。

 「最後まで集中切らさずに自分らしい相撲を取り切ろうと思った」という思いで臨んだ霧島との優勝決定戦。「悔いの残らないようにいい相撲を取ろうと思った」の言葉通り、立ち合いから押し込んで完勝した。

 「一番一番集中して自分らしい相撲を取ろうと思って土俵に上がった。それが良かったのかなと思います」と今場所を振り返った31歳。右膝の大けがで幕下転落も経験したが、復活への原動力を問われると「一番は家族の存在ですね」と即答。「今日も朝、子供たちに優勝してねって言われていたので優勝した姿を見せられてよかった」と子供たちの話題に表情を緩め、喜びをかみしめた。

 大関昇進への一歩再び踏み出したが「自分の相撲は下からの攻め。それをどんどん磨いていきたい」と力強く意気込みを語った。