村上宗隆

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 日本時間の5月13日、ドジャースの大谷翔平(31)が12試合53打席ぶりとなる本塁打、7号ソロを放った。ネットは歓喜の声で溢れたが、テレビ業界も同様だという。

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 なにせ4月27日以来、今月になって初のホームランだ。真っ先に報じたのはなんと昼の「NHKニュース」(12:00〜12:15)だった。民放プロデューサーは言う。

「トランプ大統領の訪中やイラン情勢、長期金利の上昇などを伝えていましたが、たった15分のニュース番組の最後に大谷のホームランをぶち込んできました。NHKですら待ち遠しかったのでしょう」

 トップニュースとして放送したのは「ゴゴスマ―GO GO!Smile!―」(TBS/CBCテレビ制作、13:55〜15:49)だった。

村上宗隆

「TBSの前番組『ひるおび』(10:25〜13:55)では、番組のエンディングにニュースとして滑り込ませていました。本当なら大々的に取り上げたかったところでしょうけど、現地の試合時間と合いませんでした」

 テレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」(8:00〜9:55)も、最近はMLB(メジャーリーグ)のネタからすっかり離れている。

「昨年は“大谷フィーバー”で連日放送していただけに、ここまで大人しくなるのが不思議なほど。大谷がこれだけ長い不調に入ると、取り上げても盛り上がらないという判断なのでしょう」

 もっとも、代わりの選手がいないわけではない。この日はMLBの公式サイトが「第1回新人王予想」を発表した。ア・リーグの1位となったのは“村神様”ことホワイトソックスの村上宗隆(26)で、4位にはブルージェイズの岡本和真(29)が入るというニュースもあった。なぜ彼らではダメなのか?

スーパースター大谷

「やっぱり大谷じゃないとね」

 と前出の民放プロデューサー。それでも13日現在、村上は15本塁打とあのアーロン・ジャッジに次ぐア・リーグ2位の成績で爆進中だ。もっと取り上げてもいいのでは?

「絶好調の村上特集を組んでもいいとは思いますが、大谷ほど視聴率が取れないという判断もあると思います」

 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では大きな活躍が見られなかった村上だが、シーズンに入った途端、本塁打を量産するようになったことを徹底解説してもいいのでは?

「野球ファンは関心が高いと思いますが、一般の視聴者、とりわけワイドショーのメイン視聴者である主婦層が大谷ほどの関心があるかというと……」

 たしかに、大谷人気は絶大だ。野球に興味のない人まで虜にしてしまった。

「大谷には野球選手として唯一無二の実績と人気がありますからね。2023年はWBC優勝に始まり、シーズンに入ると日本人のみならずアジア人初の本塁打王とシーズンMVPを獲得。ドジャースに移った24年はMLB初の50/50(50本塁打/50盗塁)を達成し、2年連続の本塁打王に加え打点王も獲得、ワールドシリーズも制覇。昨年はワールドシリーズ連覇といった話題性に加え、知名度や好感度、スター性など文句のつけようのない国民的愛されキャラに成長しました。さらに、野球やスポーツのジャンルを超えたスーパースターでもあります」

大谷には敵わない

 今やテレビで大谷を呼び捨てにするのはプロ野球のOBくらいで、誰もが“大谷さん”と呼んでいるほど。

「圧倒的なアイドル性、国民的関心度の高さがそうさせたのでしょう。それに比べると村上は、まだそのレベルに達しているとは言えません」

 メジャーに移籍したばかりだから、キャラが立っていないということか。

「タレント性がないということではないと思います。仮に村上がどんな大記録を打ち立てても、大谷には敵わないと思います。ですから、大谷が活躍して彼を報じる際、村上なども登場するというケースが多いと思います」

 村上が報じられるのも大谷頼みということか。

「例年に比べ本調子とは言えませんが、今年、大谷はシーズンを通して二刀流ですし、暖かくなれば調子も上がるでしょう。その時には村上や岡本、鈴木誠也などの活躍もさらに報じられると思いますし、各局の情報番組もそれを待っていると思います」

 5月14日、大谷はジャイアンツ戦に投手専念で先発登板し、7イニング無失点で今季3勝目を挙げた。ところが、不思議なことにワイドショーや情報番組は取り上げなかった。大谷といえども、打たなきゃダメなのか?

デイリー新潮編集部