「打てる人がいるんですね、人間で…」藤井聡太名人が勝利を引き寄せた衝撃の一手 解説者&ファン興奮「鳥肌が止まらない」「これが名人…!」

将棋の第84期名人戦七番勝負第3局が5月7・8日の両日、石川県七尾市の「和倉温泉 日本の宿 のと楽」で行われ、藤井聡太名人(竜王、王位、棋聖、棋王、王将、23)が挑戦者の糸谷哲郎九段(37)に勝利した。無傷の3連勝で防衛に王手をかけた本局だが、互角のねじり合いが続いていた中盤戦で藤井名人が放った“衝撃の一手”が、解説陣やファンを大いに震撼させた。
難解な相雁木の力戦となり、盤上に緊迫した空気が漂っていた中盤の勝負どころ。藤井名人の着手前、ABEMAで解説を務めていた宮嶋健太四段(26)が「一見、タダに見えます」と語ると、深浦康市九段(54)も「これ打てる人が何人いるか…」と、その手の恐ろしさと実現の難しさを暗示していた。

そして次の瞬間、藤井名人がその一手を盤上に放つと、スタジオの空気は一変。「ひえー!」「打ちましたねー!」と声を上げた後、両者は言葉を失い絶句した。深浦九段は「糸谷さん、(盤を)のぞき込んでますよ。めっちゃのぞき込んでますよ。動きませんけど」と対局室の異様な緊張感を伝えつつ、「鳥肌立ちました。いやー、すごい…。打てる人がいるんですね、人間で…。ほんと、鳥肌がずっと立っています」と、歴史的な名手を目撃した興奮を隠しきれない様子で語った。
一見するとただで駒を取られてしまうかのような、常人の理解を超えた“神の一手”にABEMAの視聴者も大熱狂。コメント欄には「プロが固まる・・」「さすが史上最強」「やっぱりすげーな」「将棋の神様なのばれちゃうぞ」と驚嘆の声が殺到した。さらに「これが名人…!」「名人カッコいい」「しびれたしびれた」「観ててよかった」と、最高峰の技をリアルタイムで目撃できた歓喜のコメントで溢れ返った。

終局後、深浦九段はこの歩の打ち込みについて「極端ですけど、将来プロ棋士を目指す子どもたちにはこの手は教えない。教えられないというか。ただ取られるだけなので」と解説。その上で「それだけ含みが広がっていて、味わい深い。言葉にすると陳腐になるが、それくらい衝撃的な手だった」と最大級の賛辞を贈った。
さらに深浦九段は一局を振り返り、「糸谷九段もアグレッシブに攻めていくように組み立てられていて、良い雰囲気の局面もあったが、歩をポンと打つだけで状況が変わったのが驚きだった。この一局は藤井名人の歩の一手に尽きる」と総括。「藤井名人の将棋は強い、強い!驚くべき強さだった」と、その圧倒的な構想力に深く舌を巻いていた。
トップ棋士すらも絶句させ、ただ一つの歩で盤上の景色を完全に支配してみせた藤井名人。防衛と4連覇に向けて王手をかけた絶対王者の底知れぬ強さが、改めて浮き彫りとなる歴史的な一局となった。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
