中国の「天眼」FASTの主要構成部品が国産化

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中国科学院国家天文台が5月7日に発表した情報によると、中国の国家重要科学技術インフラ施設である口径500メートルの球面電波望遠鏡「中国天眼(FAST)」はこのほど、長さ4000メートル、重さ6トンの巨大ワイヤロープ6本の交換作業を実施します。作業は6月下旬まで行われる予定です。

フィードキャビン(電波望遠鏡の焦点に置かれる受信装置)はFASTの主要構成部品の一つとされています。フィードキャビンは6本の巨大なワイヤロープによってつり下げられ、6本が連動して伸縮・回転することで巨大な反射面上での超高精度の測位と追尾が可能になります。

フィードキャビンは重さが30トンあり、2016年にFASTが設置されて以来、使われているワイヤロープはずっと輸入に頼っており、交換作業は2021年に実施したことがあります。作業チームは試作品を滑車にかけて6万2000回ものテストを繰り返すとともに、パルスによる疲労試験を20万回実施しました。国産のワイヤロープは3回の改良実験を経て、2025年8月に性能が確認され、サプライチェーンの安全性の問題を解決するだけでなく、材料、製造、評価、検査までが一体化した完全な技術体系を構築し、他の重要科学技術インフラ施設にも応用可能な経験を提供しました。(提供/CGTN Japanese)