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熱中するものは人それぞれですが、あるものに、のめり込んだことがきっかけで、わずか9歳で国家資格を取得した小学生が熊本にいます。大人も驚くその才能に迫りました。

<写真を見る>9歳で国家資格!プロも脱帽する"第二種電気工事士"

机に向かう一人の小学生、宿題中?

――何をしているの?
「電気工事士の練習をしています」

電気工事士!?

9歳で国家資格を取得

熊本市の小学4年生、後藤湊音さん、9歳。今年2月に国家資格を取得しました。

後藤湊音さん(9)「第二種電気工事士という資格を取りました。コンセントやスイッチの増設などができるようになる資格です」

電気工事士とは

電気工事士は、専門の知識と技術を持ち、安全に電気を使用できる環境を整えるのが仕事です。湊音さんが取得したのは、住宅や店舗などで使用される比較的電圧の低い電気工事ができる「第二種」の資格。

当時、小学3年生、わずか9歳での合格は熊本初とみられ、現場で働く電気工事士達も驚きを隠せません。

大人でも複数回の挑戦で取る資格

現場で働く電気工事士
「めちゃくちゃすごいことよくとれたなと」
「自分も高校は電気専攻だったので第二種の勉強はしていたんですけど2回くらい落ちた経験がある」
「すごいですよ考えられないですね」

湊音さんの実力をプロが見ると・・・

エレテック 永野広朗社長(44)「いやプロですよ電気工事士になった方がいいですよ。この圧着するところがビニールの被覆に少しでもかんでいるとダメ必ず銅線が1ミリ見えるようにとかそういうところまで細かく指定があるのでそういうのもきっちり長さを揃えてできているのがすごい」

人手不足が課題の業界にとって、湊音さんの存在はまさに「希望の光」だといいます。

エレテック 永野広朗社長(44)「興味を持ってもらうチャンスが広がったということを考えると素晴らしい功績」

興味を持てばピアノもひけちゃいます!?

興味を持ったことはとことん突き詰める性格の湊音さん。

なんとこのピアノも独学です。

後藤湊音さん(9)「練習するアプリがあってそれを練習して弾けるようになりました。1回もピアノ教室には行ったことがありません」

そもそもなぜ"電気工事士"に興味をもった?

そんな湊音さんが電気工事士の資格に興味を持ったのは、父・黎射(れいや)さんの影響でした。

後藤湊音さん(9)「お父さんがこの資格の勉強をしているところを見て面白そうだなと思ってやってみたくなった」

父・黎射さんは去年7月に試験に合格しました。

"電気の知識" 小学生に理解できるの?

第二種電気工事士の試験では、電気に関する法律や配線図の読み取りに加え、高校レベルの物理や数学の知識も問われます。

後藤湊音さん(9)「理解できますお父さんが簡単に教えてくれるので」

実は黎射さんは高校の先生で、専門は数学。難しい内容も湊音さんが理解できるように教えてくれました。

驚きの"過去問との向き合い方"

――これは?
後藤湊音さん(9)「全部僕が間違えた問題ですね」

40回分の過去問を複数回解き、間違えた問題は写真に残して復習。

父・黎射さん「おそらく最低でも同じ問題を5周はしているので計算上は1万問ぐらいやっているんじゃないかな」
後藤湊音さん(9)「1万!?」
父・黎射さん「気付けばね」

電気工事士のための筋トレ!?

また、工具を扱うために必要な筋力もトレーニングを重ねて身に着けました。こうして国家資格を取得した湊音さん。この日は4歳の妹・璃音ちゃんのために一肌脱ぎます。

自宅でコンセント増設なんてお手のもの

後藤湊音さん(9)「僕の部屋のクローゼットにコンセントを付けます。妹が秘密基地を作りたいと言うので暑いと思うので扇風機をつけられるようにする」

こんな小学生いる?

まずは安全のためブレーカーを落として。次に壁に穴を開けます。そして壁の向こうにあるコンセントに新しいコンセントの線を繋いでいきます。

最後にカバーをつけて・・・「よしできた!」

無事にコンセントの増設が完了しました。

クローゼットにできた"秘密基地"

妹・璃音ちゃんも念願の「秘密基地」にご満悦です。

妹・璃音ちゃん「最高!ありがとう!」

妹に感謝され、兄には技を伝授

現在、後藤家では湊音さんの影響で中学1年生の兄・漣音さん(12)も第二種電気工事士の資格取得を目指し練習中です。

好きなことをとことん追及する湊音さんに将来の夢を尋ねました。

将来の夢は何ですか?

後藤湊音さん(9)「電気に関わる仕事に就きたいと思っていますがまだ決まっていません」

次はどんなことに挑戦するのか、今後が楽しみです。