≪旭山動物園・遺体焼却か≫「ワンちゃんをとても可愛がっていた…」愛犬家の夫、直前に自宅で起きた“謎の事故”で妻は「車を見ませんでしたか?」園は5月1日に開園予定も「捜査は終わるのか」
旭川市旭山動物園の30代男性職員が「妻の遺体を園内の焼却炉で焼いた」と供述している事件で、3月下旬ごろとみられる時期にこの職員の家に車が突っ込む事故があり、その直後に行方がわからなくなっている30代の妻が目撃されていたことがわかった。
【画像】青いシートでグルグル巻き、黄色いテープも張られ家宅捜索が入った夫婦が住んでいた一軒家
言葉を交わした知人はそのときには異変を感じなかったといい、北海道警は夫婦の間に何があったのか慎重に調べている。
「5月1日までに園内の捜査を一段落できるのか?」
動物が⾃然に生活する姿を⾒られる「⾏動展⽰」で知られる旭山動物園は北海道を代表する観光名所で2025年度は約133万人が訪れた。
特にゴールデンウィークは繁忙期で、今月8日から定期休園に入っていた園は29日にイベントを開いて夏の期間の開園を始める予定だった。
しかし、妻の遺体を園内の焼却炉に遺棄したと男性職員が供述した23日に本格化した捜査で、道警は24日から焼却炉周辺の現場検証を始めたが、遺体が発見できず園内の捜査は続いている。
そのため旭川市はオープンを5月1日に延期することを決め、今津寛介市長が27日、「捜査への協力を行う中で、例年どおり皆様をお迎えするための準備に、今しばらく時間を要する状況となっております」と説明し謝罪するコメントを出した。
捜査状況について地元記者はこう話す。
「妻は行方不明になる直前、男性職員から『(何も)残らないように燃やし尽くしてやる』と脅されていたとみられます。妻の殺害もほのめかしている職員は『妻の遺体を数時間にわたり燃やした』とも供述しており、このため焼却炉の中から遺体を確認できない状況になっている可能性もあります」
ゴールデンウィーク前半の営業を断念し観光業界への影響が避けられなくなったが、現在の捜査状況では、5月1日までに園内の捜査を一段落できるのか疑問視する声もある。再度延期ともなれば地元の経済的な打撃は甚大なものになりそうだ。
愛犬家だった夫
いっぽう、26日から家宅捜索が始まった旭川市内にあるこの男性職員の自宅周辺では、近所の住民が「夫婦は昨年夏も一緒にバーベキューをしていた」と話すなど夫婦仲が悪かったことをうかがわせる証言は聞かれない。(♯2)
男性職員が飼っていた犬を散歩させるときに時々会ったという近所の女性が夫婦の印象を話す。
「A君(男性職員)ならしょっちゅう犬の散歩の時に出会って話をしていましたよ。ワンちゃんもとても可愛がっていて、優しい子って印象しかないです。だから報道で言われているようなことを本当に彼が言ったりやったりしたのか信じられない気持ちです。
A君はトイプードルを飼っていて、私がそのワンちゃんにおやつをあげるとニコニコして『ありがとう』って言っていました。『ウチの犬、歯槽膿漏になっちゃったからこれから治療に行ってくる』って言っていたこともありました。1人で散歩させることが多かったけど、奥さんと一緒のときもありました。
奥さんとも仲が悪そうには見えませんでしたよ。お休みの日は2人でお出かけしていて駅の方に行くのを見かけましたから。2人ともどちらかと言えばおとなしい感じのタイプで、奥さんは小柄で可愛らしい人だったね」(近所の女性)
旭川市の“顔”ともいえる旭山動物園の動物飼育員だった男性は入園者に動物の解説をするほか地元メディアに登場することもあったという。
「A君があるメディアに出ていたから、私が『昨日見たよ』って言うと『見たのー?』なんて言ってね。私が動物園に遊びに行った後に会った時は『来てたでしょ?』って言ってきたり、私からすると優しいお兄さんって印象しか本当にありません」(女性)。
「当て逃げされてしまって…逃げていく車見かけませんでした?」
昨夏以降に男性の妻の姿を見かけたという人は近所で少なかったが、この女性は最近になってからも言葉を交わしたと証言した。それは、男性職員の家でちょっとした問題が起きた直後だったという。
「奥さんを最後に見たのはいつだったかな。雪がとけてからだったから春先だったと思います。A君の家に車が突っ込んでカーポートを壊して逃げて行ってしまったことがあったんです。その直後に奥さんが訪ねてきました。
『当て逃げされてしまって。逃げていく車を見かけませんでした?』って聞かれました。その後カーポートはいつの間にか直されていました」(女性)
女性が妻を目撃したのはいつのことか。札幌管区気象台によればことし旭川市内では「根雪」と呼ばれる長期の積雪は3月29日まで記録されたがそこでとけて消えている。この前後まで妻は近所の人と言葉を交わしていたことになり、その時の会話では夫から脅迫を受けている素振りは見せなかったと近隣住民はいう。
その後に二人の間で何が起きたのか、捜査の進展が望まれる。
※「集英社オンライン」では、今回の記事についての情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。
メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com
X(旧Twitter)
@shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
