愛知県で「銅像」を狙う窃盗事件発生 全国で「換金目的」の窃盗団が暗躍か
21日、愛知県尾張旭市の城山公園内にある「彫刻の森」に設置されていた女性の形の銅像が一時盗まれる被害にあった。報道によると、盗まれたのは同公園にある「風と…」という作品で同市が1989年に50万円で購入したものだという。21日に銅像が台座から無くなっているのを巡回中の警備員が見つけ通報されたという。
行方不明から3日後の24日の午後、銅像は市内の住宅の庭に横たわった状態で無事に発見されたが、一時的に盗んだ犯人が何者だったのか、またどのような動機で銅像を持ち出したのかについては分かっていない。
だが、一部ではこの一件については「換金目的の窃盗ではないか」とする声も多い。銅像の原材料は銅であるため、高熱で溶かすことで換金することが可能ではあるが、銅像を溶かすためには時間も費用もかかりすぎるため、途中で捨てた可能性が高いようだ。
現に2026年に入ってからは、このような「換金目的」の窃盗が相次いでおり、能登半島沖地震で被害のあった石川県珠洲市および輪島市では今年に入り複数の寺で仏具の盗難被害が相次いで発生している。主に狙われているのは金および銅製の仏具であり、木造である本尊阿弥陀如来像には手を付けずに周りにあった金属製のロウソク立てなどが複数盗まれているという。
前出の阿弥陀如来像をはじめ換金できない木造品には手を出さないことが特徴だ。今回、愛知県尾張旭市の銅像が狙われたことから、現在日本には、「銅像を狙う窃盗団」が暗躍している可能性は高い。
大型連休などで自宅を空ける機会も多くなる季節である。身近に銅像が置いてある人は是非とも注意していただきたい。
