1R終盤には袈裟固めで相手の腕を捕獲し、丸め込みながら圧迫する“弘中スペシャル”を仕掛けた。

写真拡大

現地時間4月5日(木)アメリカ・ネバダ州ラスベガスのパームスカジノリゾートで開催された『UFC Fight Night 9』。第3試合では、UFC2度目の出場となる弘中邦佳がフォレスト・ペッツと対戦した。

弘中はローキックでけん制した後、タックルへ。これをペッツに防がれるも、そのまま金網へと押し込み、落ち着いてテイクダウン。ガードポジションからサイド、袈裟固めと移行し、ペッツの右腕を自分の右足で固定。そのまま袈裟固めで締め上げた。

2R、距離を計る両者。弘中は1R同様、タックルから金網へと押し込み、袈裟固めで押さえ込む。しかし、ペッツはバックへ回ると弘中の顔面にパンチを突き上げる。

3R、タックルから金網へと押し込み、テイクダウンを奪うことで、グラウンドでの主導権を握った弘中は、ペッツがスイープを仕掛けるも、サイド、ニーオンザベリーと巧みにポジションを移行し、上の状態をキープ。サイドでは、ペッツの両腕を押さえて鉄槌を連打。残り10秒で腕ひしぎ十字固めを狙い場内を沸かせるも、そのままタイムアップ。前回参戦した『UFC64』から約半年。金網での闘い方に大きな進化をみせた弘中。最後は判定で嬉しいUFC初勝利をあげた。

4.5『UFC Fight Night 9』試合結果へ