グラビア活動では「誰かとコラボとかしてみたい」。そのお相手に挙げたのは…(撮影・徳重龍徳)

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 俳優の寺本莉緒(24)の芸能生活10周年を記念した6年ぶりの写真集「RIO」(講談社)が発売された。俳優としての評価が上がっている彼女だが、実は2024年に一度は芸能界引退を考えていたという。引退を考えた理由から、夜職や悪女の役をやりたいという思い、そして今後グラビアや俳優として成し遂げたいものまで明かしてくれた。

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――5年ぶりのグラビア復帰を果たした寺本さんですが、2024年に芸能界を一度は引退しようと思っていたそうですね。

寺本:そうですね。大学を卒業するタイミングで引退しようと思っていました。もともと大学は家族の希望もあり通っていたのですが、父から「社会人としてちゃんと生きてほしい」と言われたんです。私もじゃあ大学卒業を区切りに社会人として頑張ってみようと思っていました、ただ、そうすると、まだ芸能界でやり残したことがたくさんあるなと考え始めて。グラビアもそうですし、お芝居の方ももっと頑張りたいなと思って。だったら、この道で生き残るしかないと覚悟を決めて、今頑張っております。

グラビア活動では「誰かとコラボとかしてみたい」。そのお相手に挙げたのは…(撮影・徳重龍徳)

――お芝居でいえばNetflix「サンクチュアリ -聖域」で注目を浴び、2024年にはNHK連続テレビ小説「おむすび」にも出演しています。そこで達成感があったから引退しようと思ったんですか。

寺本:私自身がゴールを決めないと頑張れないタイプなんです。ずっとなあなあで「じゃあ今後50年は芸能界を続けていきます」だと、全部が日常化しちゃうなと思っていて。人間って「ここまでにこれをしなきゃいけない」と区切りをつけると頑張れるじゃないですか。だったら大学卒業がちょうどいいんじゃないかと考えていたんです。

――もし社会人になったとしたら、どんな職業に就こうと考えていたんですか。

寺本:それは全く考えてなかったです(笑)。でも小学生の頃はバリバリのキャリアウーマンになるのが夢だったので。もし芸能界に残らなかったらOLとして働いてると思います。

「財布を取った女です」と言うと驚かれ…

――グラビアもですが、寺本さんが俳優を続けてくれるのは嬉しいです。「サンクチュアリ」もそうですが、あれだけ夜職の仕事が似合う役者さんもいない。きちっと色気と可愛げがあって、あと若干、女性から嫌われるような雰囲気を出せる。

寺本:えーっ、嬉しい。ありがとうございます。そういう役柄はもう独占したいです(笑)。

――ご自身的には夜職の役を演じていてどうですか?

寺本:演じていてめちゃくちゃ楽しいです。今回「東京逃避行」という映画で、18歳の高校生の主演をやらせていただいたんですが、主人公って受け身というか素朴であることが大事じゃないですか。私はもっと派手に、物語を引っかき回す役の方がやっていて気持ちいいですし、合っているかなとは思います。

――「サンクチュアリ」で寺本さんが演じた七海は女性慣れしていない主人公を誘惑し、翻弄する役でした。あの作品での演技の評判はよかったですか。

寺本:そうですね。それこそ一気に俳優としての名前が広まったのが「サンクチュアリ」でした。ただ「『サンクチュアリ』に出てたんだ」と言うと「どこの役?」って言われることが多くて。「一番悪い女です。財布を取った女です」と説明したら「え、あの子だったの?」って言われるぐらい、普段の自分とはギャップがあるみたいです。

――悪女感はあくまで演技ということですね。

寺本:普段は全く普通です。どちらかというといい子だと思います。

久々グラビアに「私、負けちゃうな」

――話をグラビアに戻しますが、24歳と大人になって表現の幅も広がりましたが、今後こういうことをやってみたいというものはありますか。

寺本:今のグラビアって若い方々がすごく活躍なさっていて。「私、負けちゃうな」とちょっと落ちていたんですよ。

――ただ今の雑誌の表紙はアラサーのタレントが飾ることが増えていますし、むしろ20代〜30代ぐらいが一番活躍している印象ですよ。

寺本:本当ですか。でも確かにそうですね。今回の写真集を出すにあたって「大丈夫かな。負けないかな」と不安だったんですけど、先輩のお姉様方を見習って、引っ張っていけたらいいなと思います。

――グラビアで次にやりたいことはありますか。

寺本:一人のグラビアでは今回の写真集でやりたいことを全部やらせていただいたので、誰かとコラボとかしてみたいですね。(沢口)愛華に会いたいかな。もうミスマガ以来なので、8年くらい会っていないんですよ。2018年のミスマガグランプリとミスヤングマガジンでグラビアができたら楽しいですね。

――コラボグラビア、ぜひ見たいですね。俳優としてはどうですか。

寺本:役者としては新人賞を狙いに行きたいなって思っています。もちろんドラマだったり映画のひとつひとつの役を大切にして。その一番分かりやすい目標で新人賞っていうのを取れる作品に出演したいです。

――こういう役をやってみたいというものはありますか。

寺本:それこそ先ほどおっしゃっていただいたように、悪い役。世間に嫌われる役を全うしたいです。私は性格がすごく強くて、その強さが画面上で一番伝わるのが悪役な気がするので、物語を引っかき回したり、不倫相手の役で最後は泥沼になったり(笑)。

――楽しみにしてます。最後にファンの皆さんに一言お願いします。

寺本:本当に久しぶりに写真集を出させていただきました。たくさんの方々に見ていただきたいのはもちろんですし、ファースト写真集のグラビアと今回のセカンド写真集を見比べて、成長した姿だったり、この6年の私の軌跡を見届けていただけたら嬉しいです。

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徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。ウェブメディアウォッチャー。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。その後、テレビ局のオウンドメディア編集長を経て、現在はフリーライターとして雑誌、ウェブで記事を執筆している。著書に日本初のグラビアガイドブック「一度は見たい! アイドル&グラビア名作写真集ガイド」(玄光社)。noteでマガジンを連載中 X:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部