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板東俘虜収容所で印刷物のデザインなどを手掛けた元・ドイツ兵捕虜が残した資料の企画展が、鳴門市で開かれています。

1890年、ドイツのロストックで生まれた、グスタフ・メラー。

第一次世界大戦時、中国・青島の戦いに召集され、敗戦後は捕虜となり日本へ送られてきました。

松山の収容所から板東へと移ったメラーは、所内で発行されていた新聞「ディ・バラッケ」をはじめ、印刷物のデザインを手掛けました。

会場には、当時の様子を伝える貴重な資料163点が展示されています。

メラーが記したの記録帳。

過去の戦争経験などに区切りをつけ、板東での新生活に向けて自らの感情を見つめ直した「心の足跡」が刻まれています。

こちらの資料は、孫のペトラ・ボルナー氏が、メラーの残した記録や家族への手紙を読みやすく整理したものです。

(鳴門市ドイツ館学芸員・長谷川純子さん)
「守る人がいて、託す決断があって、受け継ぐ場所があって初めて歴史になると考えています」
「見てくださるみなさん自身が、何を残すのかということを考えるきっかけになれば嬉しく思います」

この企画展は、5月28日まで鳴門市ドイツ館で開かれています。