山形放送

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山形県内は9日、放射冷却の影響で各地で冷え込み、霜が降りるところもありました。こうしたなか、南陽市のサクランボ畑では未明から生産者が霜被害の対策に追われていました。

9日午前2時すぎ。南陽市にある高橋善一さんのサクランボ畑です。こちらでは霜に備えて60台のヒーターを稼働させていました。9日朝の山形県内は、放射冷却の影響で各地で冷え込み、各地の最低気温は西川町大井沢で氷点下4度、新庄で氷点下1.6度、米沢で氷点下1度などと県内22の観測地点のうち15地点で0度以下となりました。

高橋善一さん「一番危険な時が今これから花が咲くまでだから注意しないとダメになってしまう」

開花直前のサクランボのつぼみは寒さに弱いため、この時期に気温が低くなるとつぼみの中のめしべが枯れてしまい、実がならない恐れがあります。
県内では2021年に霜被害が大規模に発生し、収穫量が9100トン余りに落ち込みました。高橋さんの園地では、夜間に気温が0度以下になることが予想される場合、ヒーターで園地を暖める対策をしていて今シーズンはこれで2回目です。

高橋善一さん「燃料はご存じの通り中東情勢でリッター20円から25円高くなっている。一晩でだいたい500リットルくらい使う」

高橋さんの頭を悩ませているのは中東情勢の緊迫化による燃料費の高騰。一晩で使用する灯油の量は例年と変わらないものの、燃料価格の高騰により費用は1万円ほど高くなっているといいます。

高橋さんの畑では、9日未明から朝にかけて、ヒーターを稼働させました。気温が上昇し始めた午前8時ごろ、高橋さんがサクランボのつぼみを確認したところ、めしべが枯れる被害はありませんでした。

高橋善一さん「だいぶ霜被害が軽減されていると思う。灯油が高いのであまり火は使わないようにするがなんともならない時はしかたない」

高橋さんは「あと10日ほどは霜被害に警戒が必要」とした上で、「今後も気温の状況を見て必要に応じヒーターを活用していきたい」としています。