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 ◇ナ・リーグ ロッキーズ4─1フィリーズ(2026年4月5日 デンバー)

 ロッキーズの菅野智之投手(36)が5日(日本時間6日)のフィリーズ戦で今季2度目の先発登板で6回、78球を投げ4安打1失点の好投で移籍後、初勝利を挙げた。

 初回に3点の先制点をもらった菅野は、2回にガルシアに右中間ソロを浴びたが、緩急を駆使してフィリーズ打線に的を絞らせなかった。

 2点リードの5回2死一塁からターナーの打ち取った当たりの右翼への飛球をモニアクが太陽の光が目に入ったのか見失い、二塁打となって二、三塁のピンチを背負った。

 さらに、打席には昨季、ナ・リーグ本塁打王の主砲シュワバーを迎え、スライダーが甘く入ったが、中飛となってピンチを脱出。ベンチに戻ると笑みがこぼれた。6回は3者凡退に抑え、救援陣へバトンをつないだ。

 クアーズフィールドは標高約1600メートルの高地で気圧が低く空気抵抗も少ないため、打球が飛びやすいことで打者にとっては「打者天国」と知られているが、18アウトのうち8アウトをゴロで奪い、三振は5。低めを心がけた投球で強打のフィリーズ打線を丁寧に打ち取った。

 試合後、菅野は本拠・クアーズフィールドで初先発し白星をつかんだことに「本当に気候も投げやすくて、最高の登板になりました」と笑みを見せた。

 5回にシュワバーを中飛に打ち取った場面については「すごい大きいアウトでしたし、試合の流れを変えかねないアウトなのかヒットなのかホームランなのかで今日の試合の流れを左右したので、すごい大きいアウトになりました」と安堵した。

 その裏、モニアクに飛び出した本塁打については「見てなかったんですけど、非常に大きな1点だったとい思います」と白い歯を見せた。

 「打者天国」として知られる本拠での登板に「そんなにね、意識しても仕方ないことなので、とにかく低めにボールを集めてよりゴロでアウトを取って、三振狙うところは狙って、そういうのを心がけました」と振り返った。

 この日は、序盤にスプリットの制球に苦しんだものの他球種でカバー。「それが僕の一番の強みだと思いますし、いろんなピッチをミックスして投げられるのが一番の強みですので、スプリットも後半の方はだいぶ機能してきてかなり良かったと思います」とうなずいた。

 また、高地であることから先発投手にとっては呼吸が苦しいといった声も聞かれるが「まだ1試合なので、感じた事はないですけど、でも変化球の独特の動きだったりとか、自分のそういうものを味方に付けることもできるので、プラスの面だけを考えて投げていきます」と前を向いた。