イングランド守備陣を翻弄し続けた中村(中央)。歴史的な決勝点をお膳立てした。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/特派)

写真拡大

 現地3月31日、日本代表は聖地ウェンブリーでイングランド代表とのフレンドリーマッチに臨んだ。立ち上がりから9万大観衆の後押しを受けるホームチームにボール支配で劣勢を強いられるも、日本は執拗なプレスと身を挺したブロックで弾き返す。すると22分、一気呵成のカウンターから先制点を奪う。左サイドを抜け出した中村敬斗のグラウンダークロスを三笘薫が蹴り込んだ。

 リードしても積極性を失わない日本はがっぷり四つの展開を維持。ピンチを迎えながらも耐え凌ぎ、鋭いボールハントからの速攻で何度か得点機も生み出した。終盤は矢継ぎ早に主軸を投入したイングランドの怒涛の攻めに苦しんだが、なんとか逃げ切って1−0の勝利。絶対アウェーの地で価値ある白星を掴んだ。
 
 英公共放送『BBC』はこの一戦を速報でレポート。「日本は本当に最新のFIFAランキングで18位のチームなのか。嘘だろ。どちらが4位のチームか分からないほど、日本のフットボールはより洗練されていた」と森保ジャパンを称え、「日本は実に観ていて楽しい。かたやイングランドはそうでもなかった」と続けた。

 さらに、「今日の試合は日本を大いに称えるべきだろう。非常に整った、コンパクトなチームであり、カウンターには十分なスピードも備えている。一方でイングランドは日本に大した圧力を掛けられなかった。テスト的な色合いが濃く、決して悪い出来だったとは思わないが、チームとしてのアイデアがあまりにも不足していた。強度も足りていない」と断じた。

 過去3戦(1分け2敗)で勝ちなしだったイングランドからの初白星。しかも聖地での快勝劇。日本サッカーに新たな歴史が刻まれた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】日本がイングランド相手に鮮やかな先制点! 高速カウンターから中村敬斗→三笘薫でゲット!