AI生成の犯罪ノンフィクション作品が人気急上昇中…ノンフィクション!?
2025年2月19日の記事を編集して再掲載しています。
AI生成だけど、実録ドキュメンタリーってどういうこと?
AIが作り出したコンテンツがネット上には氾濫していて、何が本物で、何がフェイクで、そして何がその両方混ざったものなのかを判断するのが、どんどん難しくなってきています。その上、さらに混乱しちゃう作品が出てきました。メディアサイト404 Mediaによると、「True Crime Case Files(実録犯罪事件簿)」という名前のAI生成のチャンネルの視聴回数がすごいことになっているそう。でもAI生成で「実録」ってどういうこと?
トゥルークライムは実際の事件じゃない?
YouTubeチャンネル「True Crime Case Files」は、完全な作り話の殺人事件を生成するチャンネルで、数百万の視聴回数を誇っています。動画の中には数百回の視聴回数しかないものもありますが、数万回、さらには数十万回の視聴回数を記録しているものもあります。
「トゥルークライム(実際に起こった事件)と呼ぶ必要があるのは、トゥルークライムがひとつのジャンルだからです」とこのチャンネルのオーナーは404 Mediaの取材に
視聴者には、なぜ真実であることにそれほどこだわるのか、なぜ実在の人が殺害されていることがそれほど重要なのか、考えてほしかったのです。トゥルークライムとは、ニュースを装ったエンターテインメントなんです、それだけのことです。
と語っています。
犯罪系のテレビ番組がヒント
AIが生成したこのチャンネルのストーリー要約では、「心をかき乱し、過度に性的」と、刺激的な内容だとされていて、どうやら常軌を逸した内容で視聴者を引き付けるように作られているようです。
このチャンネルのオーナーは、家族と犯罪ドキュメンタリー番組をいろいろ見ていて、このチャンネルのアイデアを思いついたと語っています。こういった犯罪ドキュメンタリー系の番組は意外と定型化された流れで作られていて、簡単に再現できることに気付いたそうです。そこから、ChatGPTを使用してコンテンツ作成の実験を始め、その後チャンネルを立ち上げたということ。
AI生成の表示をやめたら人気に
AIパロディーと記載したところ、うまくいかなかったんです。その理由のひとつとしては、視聴者はAIに対して敵対的だからなんだと思います。AIという言葉を見ただけで、みんな気味が悪がってしまうんです。
とオーナーは説明しています。その後、「パロディー」という免責事項を削除すると、チャンネルの視聴回数が急上昇し始めたとのこと。
AIで生成されたコンテンツを使って収益を上げる手法は、すでに広がりを見せていて、今回のチャンネルのようなAI生成のチャンネルは多数存在しているようです。手っ取り早く稼ぎたい人にとって、魅力的な方法かもしれませんね。
とはいえ、誰でもAI生成のコンテンツでお金を稼げるわけではありません。昨年、あるYouTube番組がアメリカの有名コメディアンの故ジョージ・カーリンを主題とした「ジョージ・カーリンのコメディースペシャル」をAIで生成しました。しかし、カーリンの家族から訴訟を起こされ、結果その動画は削除されることになっています。

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