Photo: ギズモード・ジャパン

突然ですが、私は英語が苦手です。自分のペースで読める文章ならまだしも、会話となるとさっぱり。

そんなことで「GIZMODO」という米国メディアの日本版「ギズモード・ジャパン」の仕事ができるのか?と聞かれると...意外となんとかなっています。米国で開催される、世界最大規模のテクノロジー展示会・CESの取材でさえも。

世界中から業界人が集うCES。もちろん共通言語は英語。
Photo: ギズモード・ジャパン

CESの取材に行くようになって数年、英語の堪能なスタッフの力を借りることもありますが、毎年、新しい翻訳ツールを持ち込んでは試し、テクノロジーの力でなんとか乗り切ってきました。

2026年は新たな翻訳ツールとして、スマートグラスの「StarV Air2」を投入。1週間ほど米国で過ごしたのですが。

これ(スマートグラス)、翻訳ツールの正解かもしれません。

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スマートグラスの翻訳はテンポがいい

実際に英語話者との会話を翻訳している様子をレンズ越しに撮影
Photo: ギズモード・ジャパン

スマートフォンの翻訳アプリ、使ったことがある人ならわかると思いますが、けっこう手順が多くないですか?

自分が話す(吹き込む)ツールが出した翻訳テキストを相手に見せる(or 聞かせる)相手が話す(吹き込む)ツールが出した訳文を読む(or 聞く)

これらのステップを1つずつこなし、テニスのラリーのように会話していきますよね。

翻訳ツールを使い慣れた人(英語圏外の人が多いように感じます)はこのテンポをわかってくれています。「短いフレーズ」で話してくれ、うまく会話のラリーが成り立ちます。

ところが、英語圏には翻訳ツール越しのテンポが浸透していないのか、ドカッとまとめて話す人の多いこと多いこと。ツールも長文の翻訳には時間がかかり、エラーも増えるので、会話の途中でずいぶんな待ち時間が発生します。

その点、「StarV Air2」の同時通訳モードは、耳に入った音声をほぼリアルタイムで翻訳テキストとして視界に表示してくれます。これだと通訳の待ち時間がないので、長々と話されたとしても話についていくことができるんです。

目の前の相手と視界に浮かぶテキスト、眼のピントをずらすだけで見るものを切り替えられるので、展示物を指さしながらの説明でも問題なし。スマートフォンを見ながらの翻訳だと、こうはいかないでしょう。

視線をせわしなく動かさず、相手を見ながら話を聞ける。これだけで、想像以上にコミュニケーションがスムーズでした。重要なのは、こちらが流暢に話すことより、相手のトークを理解すること。StarV Air2の音声→テキストの変換はばっちりその役割を果たしてくれました。

CESの会場は騒がしく、マイク越しの翻訳の精度は完璧とは言えないものです。それでも、話の半分もわかれば大きな助けになります。

テキストならではの強み

「StarV Air2」の同時通訳モードは、テキストとあわせて音声での翻訳も可能ですが、私は音声はOFFにして使っていました。

耳では話している相手の言葉を聞きたかったというのもありますが、テキストの場合、聞き逃しても少し前の内容を見返せるため、会話の内容についていきやすかったです(個人的なクセもあるかもしれません)。

また、翻訳テキストはスマートフォンの中にログが残るため、あとで見返せるのも助かりました。

気分はサイバーパンク

個人的に面白かったのが、「立ち話のテキスト起こし」。

CES滞在中、自分が会話に参加していないときでも、周囲で話している人の声を「StarV Air2」が拾って、グリーンのテキストを空中に表示してくれることが何度かあります。

これを体験した瞬間、「『Cyberpunk 2077』で見たやつじゃん!」って個人的にテンションが上がりました。

『Cyberpunk 2077』では、周囲のキャラクターのおしゃべりが相手の頭上に表示する演出がある。ハイチ語などで会話するキャラクターは、このときに自動翻訳が行われる。
Screenshot: ギズモード・ジャパン

実用的というわけではなかったのですが、母国語だと自然に発生する「隣の会話が耳に入る」が体験できたのは驚きでした。

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