Google検索のAIモードでは、AIを使って長く複雑な質問やタスクを素早く検索できます。ユーザー体験を重視するために当初AIモードでは広告表示が行われていませんでしたが、2025年11月にはAIモードでも広告がテスト表示されたほか、2026年1月12日には検索内容に応じてパーソナライズされた製品オファーが表示される「Direct Offers」という広告機能が発表されました。

New tech and tools for retailers to succeed in an agentic shopping era

https://blog.google/products/ads-commerce/agentic-commerce-ai-tools-protocol-retailers-platforms/





Google brings personalised deals to AI shopping, shifts ads beyond search links

https://bestmediainfo.com/mediainfo/mediainfo-digital/google-brings-personalised-deals-to-ai-shopping-shifts-ads-beyond-search-links-10990579

2025年11月からGoogle Oneユーザー向けに、AIモードでAIによる回答の下に「Sponsored(スポンサー)」というラベルが貼られた広告が表示されるテストが行われていました。2024年10月に「AIによる概要」に広告が掲載されるようになったのに続いて、Googleは広告のリーチを広げる計画を進めています。

Google検索のAIモードについに広告が表示される、広告はページ下部に表示され「スポンサー」ラベル付き - GIGAZINE



2026年1月12日にGoogleはAIモードで広告が表示される「Direct Offers」を発表しました。Googleの広告担当副社長であるヴィディヤ・スリニヴァサン氏は「新しいショッピングの時代はAIによって支えられます。共に築き上げていくことを楽しみにしています」と述べています。

Direct Offersは、従来の検索広告とは異なり、AIがユーザーの購買状況を判断して最適なタイミングで割引や特典を提示する広告形式です。Googleによると、Direct Offersは「ユーザーに専属のセールスパーソンが取引を持ちかけてくるようなもの」であるとのこと。

Direct Offersを紹介するムービーでは、AIモードを使って「このような感じのラグがほしい」と検索したユーザーに対し、「Sponsored deal」という特別オファーが表示されています。特別オファーはユーザーの希望に添ったもので、20%オフなど特別価格になっています。



Direct OffersはAIを使用してユーザーの購買意欲と市場の文脈を分析し、それに基づいて「販売を成立させるのに最も重要なタイミング」を判断してオファーを提示します。高い購買意欲を持つユーザーと広告主をAIが適切に結び付けることで、よりバリューの高いオファーを届けることを目的としています。

Direct OffersはGoogleが発表したエージェントAIがユーザーのショッピング体験全体をサポートする「Agentic Commerce」の一環としてリリースされました。そのほかにも、AIエージェントと小売や決済システムが連携するための共通規格である「Universal Commerce Protocol(UCP)」、GeminiアプリやAIモードから見つけた商品をそのまま別サイトなどを経由せずに購入まで完結できる新しいチェックアウト機能、Google検索内で企業ごとのAI店員が商品説明や購入サポートを行う「Business Agent」などを同時に発表しています。





Direct Offersは一部の広告主と試験運用中で、Business Agentは一部の小売業者で2026年1月12日より利用可能になっています。AIモードで直接購入できる機能は数週間以内にアメリカの対象小売店に導入予定となっています。記事作成時点では、いずれも日本での導入時期は発表されていません。