初舞台で転んじゃった。ほろ苦いヒューマノイドロボットのデビュー映像
昨今、テック業界は「ヒューマノイドロボット」の開発に夢中。名のある企業はどこも二足歩行の自社製ロボットを市場に投入しようと競い合っています。とはいえ、残念ながら多くのロボットがうまく動作していないのが現状です。
今週、ロシアの企業がヒューマノイドロボットのプロトタイプを公開したところ、舞台の上で機体がバランスを崩して転倒。数百人の観客の前で顔から転倒してしまいました。
問題のロボット「AIdol」はロシアの企業「Idol」が開発をしたもの。「ヒューマノイドロボットの開発を目的とした企業連合」とされる「New Technology Coalition」のフォーラムで発表されました。
転倒してしまったロボット
「ロシア初の人型ロボット」として紹介されたこの機体は、不幸にもバランス感覚を失い、舞台上で、転倒・破損。またイベントでは、ちょうど『ロッキー』のサウンドトラックが流れていたという悲しい皮肉も複数のメディアで報じられています。
転倒の瞬間を撮影した動画には、栄光とはほど遠いデビューの様子が収められていました。Idol社のCEOであるVladimir Vitukhin氏は、この件について次のように語っています。
これはまさにリアルタイムでの学習です。失敗は悪いことではなく、うまく活かせばそれは知識となり、活かせない場合も経験となります。この失敗が無駄にならないようになることを願っています。
今回の一件が多少恥ずかしいものであったとしても、こうした事例はIdol社に限ったものではありません。この数年で発表された「ロボット」の多くが似たような轍を踏んでいます。
イーロン・マスク氏が「テスラボット」を初披露した際、その正体が「全身タイツを着た男性」だったというのは印象的な出来事です。マスク氏はその後、「オプティマス」と名付けられた実機の映像を公開しましたが、当初の恥ずかしい出来事はいまだに語り草になっています。
うまくいっているロボットも
多くの企業がロボットの開発に苦戦する中、驚くべき成果をあげている企業も存在します。たとえば、四足歩行ロボット「スポット」を生み出したボストン・ダイナミクス。同社はヒューマノイドロボットの開発にも一定の成功をしており、DARPAの資金援助で開発された二足歩行ロボット「アトラス」は、多くの同業他社の機体よりも明らかに高性能になっています。
ヒューマノイドロボットの開発が、人類にとってどのような変革をもたらすかはわかりませんが、パーフェクトなロボットの到来はまだ先になりそうです。

