「トナラー」なぜ現る? 駐車場「ガラ空き」も「隣に駐車」の謎! 故意・偶然? 人の心理と賢い対策とは?
ガラガラの駐車場なのに、なぜわざわざ隣に停める?「トナラー」の心理と対策を解説
空いている駐車場なのに、なぜかあなたの車の隣にピタリと駐車する人。
そんな「トナラー」と呼ばれる行動をする人に遭遇した経験はありませんか。

【画像】「えっ…」 これがトナラーを防ぐ「方法」です! 画像で見る(28枚)
「トナラー」とは、お店や電車などで席がたくさん空いているにもかかわらず人の隣に座ったり、多くのスペースが空いている駐車場において、他のクルマの隣に自分の車両を駐車したりする人のことをいいます。
特に駐車場での「トナラー」は、クルマを所有している人なら一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
SNS上ではこの「トナラー」の行動について度々話題になることがあります。
「ガラガラなのに、なんでわざわざ横に停めるねん」「傷・ヘコミだらけのクルマで隣に停めてくるのやめて欲しい」「トナラーにぶつけられた経験があるので怖い」など、否定的な意見が多く見られます。
法令上は何の問題もない行為ですが、多くの人にとっては理解しがたい行動に映るようです。
一体なぜ、空いているスペースがあるにもかかわらず、わざわざ他のクルマの隣に駐車するのでしょうか?
トナラーになる理由は人それぞれですが、いくつかの典型的なパターンがあるようです。
●目標物として他の車を利用している
「隣のクルマを目標物(基準)にして駐車をしている」という意見がSNS上では多く見られました。
自動車教習所では、ポールなどの目標物を確認しながら駐車の練習をおこないますが、運転に不慣れなうちは、隣のクルマを目標物に見立てて駐車する人も少なくないようです。
ユーザーからは「目標物がないと、うまく車庫入れできない人だっている」「駐車場の白線を見て停めるのが苦手で、隣のクルマを基準に駐車している」といった声もあります。
特に初心者や駐車が苦手な人にとっては、すでに駐車している車を目印にすることで安心感を得られるのかもしれません。
●同じ車種や憧れの車に近づきたい
「自分と同じクルマを並べたい」という気持ちから隣に駐車するケースもあります。
特に販売台数の少ない珍しいクルマや高級車を見つけた際には、隣に駐車して写真を撮ったり、その写真をSNSに投稿したりする人がいるようです。
また、自分が憧れているクルマの隣に駐車するというケースもあります。「あの車のオーナーと少しでも近づきたい」という気持ちの表れかもしれませんね。
●特に深い理由はなく、たまたま
意外にも「そこまで深く考えて駐車してない」「まったく気にしない」「たまたま他のクルマの隣に駐車しただけ」という意見も少なくありません。
必ずしも意図的にトナラーになっているわけではなく、偶然その場所に駐車しただけというケースも多いようです。
そのほか「いつも同じ場所に停めているから」「駐車場所の番号が覚えやすいから」「目立つクルマの隣だと、どこに停めたか分かりやすいため」など、独自の理由を持つドライバーも見られました。
トナラーによるリスク - ドアパンチの危険性
トナラーの行為自体に法的な問題はありませんが、他のクルマの隣に駐車することで「ドアパンチ」のリスクが高まります。
ドアパンチとは、自分のクルマのドアを開けた際に、隣のクルマにぶつけてしまうことを指します。
これは強風時や荷物の積み下ろし時、小さな子どもがドアを開ける際などに発生しやすく、修理代も傷の状況によっては数万〜数十万円以上にのぼるケースがあります。
せっかくの愛車に傷がついてしまうと、オーナーにとっては大きなストレスになることでしょう。
では、トナラー対策はあるのでしょうか。どうしても隣に駐車されたくない場合は、いくつかの対策を講じることができます。
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1. お店・施設など建物の出入口から離れた場所に駐車する
多くの人は建物に近い場所に停めたがるため、あえて遠い場所を選ぶことでトナラーを回避できる可能性があります。
2. 立体駐車場の壁・柱の横のスペースを選ぶ
片側が壁や柱になっているスペースを選べば、少なくとも片側からのドアパンチのリスクは軽減できます。
3. スライドドア付きの車を利用する
お子さんがいる家庭では、ドアパンチのリスクを減らすためにスライドドア付きの車を選ぶという方法もあります。
4. チャイルドロックを活用する
小さなお子さんがいる場合は、ドアをチャイルドロックしておき、保護者が外から開けるようにすることで、不意のドアパンチを防ぐことができます。
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ある心理学の専門家によれば「人間は何らかの形で集まっていることに安心感を覚えます。そのため、空いている場所があってもあえて人の隣に行く」という心理が働くことがあるようです。
駐車場においても同様の心理が働き、無意識のうちに他のクルマの隣に駐車してしまうというケースもあるのかもしれません。
また、人は基準となるものがあると行動しやすくなるという特性もあり、すでに駐車しているクルマを目印にすることで安心感を得られるという面もあるようです。
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トナラーの行為は法令上問題ありませんが、ドアパンチなどのリスクを考えると、できるだけ空いているスペースに駐車するのがマナーとも言えます。
特に強風時や荷物の積み下ろしが多い場合は、事故防止の観点からも他の車から距離を取ることをおすすめします。
一方で、トナラーにも様々な事情や心理があることを理解し、互いに思いやりを持って駐車場を利用することが大切かもしれません。
