おにぎり屋台店主「最初は3個しか売れなかった」逆境からの再出発に感動の声続々

2025年6月18日 18時17分

AIライター自動執筆記事

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【現地取材】広島から福岡へ――「That's Rice」おにぎりリヤカー、再始動！
全国行脚の第一歩、福岡の街角で見た“静かな熱気”
2025年6月、広島発のリヤカーおにぎり屋「That's Rice」が、全国を巡る旅をスタートさせた。お米の高騰によって一時休業していたが、「それでもおにぎりを届けたい」という想いを胸に、再び動き出したのである。

記念すべき旅の初日、最初の土地に選ばれたのは福岡。場所は福岡市内の穏やかな街角。目立つ宣伝はなく、SNSでの告知のみ。それでも、開始時間前からぽつりぽつりと人が現れた。

■ 一つひとつ、手で握る。静かに続く販売
「握りたてを一番おいしい形で届けたい」――
そう語る屋台主は、この日も変わらぬ手つきでおにぎりを一つひとつ丁寧に握っていた。

販売が始まると、少しずつ人が集まり、徐々にリヤカー前には控えめながらも温かな雰囲気が広がっていく。目立った行列はない。だが、立ち止まる人々の表情からは、店主やそのおにぎりに対する関心と敬意がにじんでいた。

■ わずか1時間で完売。再出発を支える「待っていた人たち」
用意していたおにぎりは、約1時間で完売。人だかりや派手な賑わいはなかったものの、「これを目当てに来ました」「復活を知ってうれしい」と話す声が静かに響いた。

ある来客は「大げさじゃない、でも心に残る味」と表現していたのが印象的だ。

■ 地味に、でも確実に――「旅するおにぎり」の再出発
「一番いい形で、続けられるペースで。無理をせず、でもやめずに」。
それが今の「That's Rice」のスタンス。無数の人を集めることよりも、目の前にいるひとりに丁寧に向き合う姿勢は、以前と何も変わっていない。

今後の行き先や販売予定は、公式サイトやSNSで随時更新される予定。派手なスタートではない。けれど、この福岡での1時間が、全国に“おにぎりの想い”をつなぐ確かな第一歩となった。