インドネシア戦でフル代表デビューした佐藤。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 2025年6月10日、北中米ワールドカップのアジア最終予選で日本がインドネシアを6−0と一蹴した試合でA代表デビューを飾ったひとりが、18歳の佐藤龍之介だ。

 5−0で迎えた69分、久保建英と代わってピッチに立った佐藤は、18歳237日で記念すべき初キャップを刻んだ。「18歳237日」での出場は、日本代表の国際Aマッチで市川大祐久保建英、小野伸二に次ぐ歴代4位、Jリーグ発足以降のW杯アジア最終予選では香川真司の19歳212日を抜いて最年少記録となった。

 そんな佐藤はピッチに入る時、どんな心境だったのか。

「入る前は少し緊張していましたが、入ってからは緊張もなくて自然と笑顔が出る状況でした」
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 自身の出来については「点を取りたい気持ちが強かったので、ちょっと納得していない」が、「クロスを何本か上げることができましたし、総じて楽しくやれました」と話していた。

 ただ、記録更新にも浮かれない様子で、次のように本音も漏らした。

「更新したからってどうこうではありません。先輩たちが圧倒的な力で予選突破してくれたからチャンスが巡ってきたわけです。このチャンスをモノにして、経験で終わらせないようにしたいです」

 18歳の超逸材が見据えるのは記録更新などではなく、A代表での継続的な活躍なのだろう。自らの力で明るい未来を切り開いてほしい。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)