失感情症の人の特徴的な行動

精神科医であり、臨床心理士、公認心理師として活躍する「生活に役立つメンタルヘルス」氏が、自身のYouTubeチャンネルを更新。「失感情症の人の特徴的な5つの行動」と題し、失感情症（アレキシサイミア）について語った。
動画内では、失感情症が「出来事と感情がずれてしまう現象」であることを説明し、「表情が少ないのは、人間関係に悪影響を及ぼすことがある」と指摘した。失感情症の人は自分の感情を言葉で表現することが苦手で、人に誤解されやすいという。「深い人間関係を築くのが苦手」との特徴も挙げ、この症状が長期的に人間関係に影を落とす可能性を示唆した。
さらに、「失感情症の人はストレスを言葉で表現できないため、体で感じやすい傾向」があり、「突然の体調不良などが起こることがある」と述べ、質感上昇に伴う身体的影響についても説明を行った。
失感情症は基本的に性格傾向であり、決定的な治療法はないものの、自分の特徴として理解し「無理に治そうとせずにうまく付き合っていくことが重要」と強調。その上で、出来事と感情をつなげるための具体的な方法として「漫画や本の物語を読むこと」と「感じたこと日記を書くこと」を提案した。「これらの練習は結果がすぐには出ないが、やって損することはない」とし、改善に向けた気長なチャレンジを視聴者に勧めた。
動画の締めでは「生活に役立つメンタルヘルスチャンネルでした。動画が良かったと思ったら、チャンネル登録と高評価よろしくお願いいたします」と呼びかけ、視聴者に対するメッセージを結んだ。