️犬にとってのこたつの魅力

温かいから

こたつの最大の魅力は、やはりその温かさ。犬も温もりを求めてこたつに入ってくることがほとんどです。一度入ると出られなくなってしまうその魅力は、もはや語るまでもないかもしれません。

特にシングルコートの犬や小型犬、温暖な地域原産の犬種など、寒さが苦手な犬にとってはこたつの中は天国のような空間といえます。

暗くて狭いところが好きだから

私たち人間がこたつに入るときは、上半身あるいは少なくとも顔の部分は外に出しているのが普通です。

しかし、こたつ好きな犬は頭まですっぽりこたつの中に入ってしまうことが多いです。

犬は野生で暮らしていた頃、洞窟のような穴蔵で生活していたと考えられています。そのため、適度に暗くて狭いところに入っていると本能的に安心します。狭さと暗さ、そして温かさの三拍子が揃ったこたつは、犬にとって格別でしょう。

飼い主さんの匂いがするから

飼い主さんの靴下や靴が大好きという犬は多いですよね。人間にとっては悪臭に感じられることの多い「足の裏の匂い」が犬は大好きです。

そのため、大好きな飼い主さんたちの足の裏が一堂に会するこたつの中は、犬にとってはまさにパラダイスなのかもしれません。

みんなと一緒にいられるから

こたつが出ていると、家族みんなが吸い寄せられるように集まってしまうということはないでしょうか。

野生の頃から群れで暮らしてきた犬は、家族と一緒の空間で過ごすことに安心感を覚えます。こたつにいれば誰かが来てくれる、誰かと一緒にいられるというのはとても大きな魅力に感じても不思議ではありません。

️犬と安全にこたつを楽しむための注意点

様々なリスクも

こたつの魅力は遠赤外線でじんわりポカポカ温かいこと。ですが、いかに遠赤外線といっても、長時間こたつに当たり続けていると低音やけど、熱中症、脱水症状などを引き起こしてしまうリスクがあります。

またこたつは、ほとんどが電源コードを必要としますが、コードをかじる癖がある子だと感電の可能性もあるので要注意です。

さらに盲点となりやすいのが酸欠です。こたつ布団で覆われたこたつの中は、実はかなり酸素が薄い状態です。体ごとこたつの中に入り込んだ犬がそのまま長時間寝てしまうと、酸欠を起こしてしまう可能性があります。

使うときと使わないときのメリハリで事故防止

こたつは1回出すと離れがたくなってしまうものですが、使うときと使わないときでしっかりメリハリをつければ、犬の不慮の事故防止にも役立ちます。

たとえば、使わないときには電源を抜くことで低温やけどや感電を防げます。また使っていないときには布団を上げておけば、犬が中で酸欠になってしまうこともないでしょう。

心地よさからついダラダラと使ってしまいがちですが、愛犬を危険にさらさないためと考えれば頑張れる気がしませんか?

️まとめ

こたつは日本の冬の風物詩。正しい知識を持って安全に使えば、犬にとっても頼もしい冬のパートナーとなります。

こたつを上手に使いながら、愛犬と楽しく冬の寒さを乗り切りましょう。


(獣医師監修:葛野宗)