最初から海外を目ざしていた? 21歳でドイツに渡った香川真司の答えは――「Jリーグに大きな夢を持っていましたから」
神戸市出身の香川は、2006年にC大阪でプロキャリアをスタートするも、1年目は全く出場機会を得られず。しかしチームがJ2に降格した2年目に35試合に出場し、一気に頭角を現わすと、翌年には16ゴール、その翌年にはJ2最多の27ゴールを奪い、得点力が開花。そしてJ1に復帰した2010年の夏、ドイツの名門ドルトムントに活躍の場を移した。
「やっぱりJリーグを見て育った世代なので、それはすごい大きな誇りでしたし、カズさん(三浦知良)のようなビッグスター、ジーコのようなスターが来て、そういう選手に憧れて僕はスタートしたので。その中で世界のサッカーを知ることができて...当時は今みたいにDAZNがあるわけじゃないので、世界のサッカーに触れるのはなかなか難しかった。
ただ、そこから世界ってものがあるんだと気付き、アンダー世代の代表で世界を経験して、世界にはもっとすごい選手がいるんだなと。即世界に出るしかないなっていう過程があったなかで、ヨーロッパに行きました」
【PHOTO】現地番記者が選ぶ「過去20年のドルトムント・レジェンドTOP10」を厳選ショットで振り返り!確固たる地位を築いた香川真司を番外編でピックアップ!
欧州の第一線でプレーを続けられた理由は、「結局は負けたくないっていう、自分が決めた目標に向けて意地でもやりきる強い気持ち」だという。苦しい時期も過ごしたなかで、そのメンタリティで試練を乗り越えてきた。
「(強い気持ちが)逆境や上手くいかない時に背中を押してくれた。そこがやっぱ一番大事になってくるんじゃないかなと。キャリアの終盤を含めて、なかなか思うように行かない時期は多く過ごしたんですけど、自分で決めた道に対して最後までやり切りたい気持ちがものすごく強くて、そこに大きな可能性を感じていたので。
もちろん結果は二の次で、それは結果論としては色んなことを語れますけど、当時は本当にここで戦えれば、必ずやれる自信を持ってやっていたので。だから自分のキャリアに対しての後悔は全くないかなと思います」
欧州に確かな足跡を残した香川。その裏には、どんな困難に直面しようとも決してブレない、ワールドクラスのメンタリティがあった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
