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マツダ3は、2種のボディに登場

執筆:Yasuhiro Ohto(大音安弘)

マツダが、CX-5、CX-30、マツダ3セダン/ファストバックに追加した特別仕様車「レトロスポーツ・エディション」。

【画像】どれがいい? 「レトロスポーツ」マツダ3、CX-30、CX-5に登場【じっくり見る】 全61枚

既報のCX-5に続き、ここでは「マツダ3」「CX-30」についても紹介しよう。


マツダ3 20Sレトロスポーツ・エディション(ジルコンサンドメタリック:298万4300円/撮影したのはファストバックの海外仕様車)    宮澤佳久

マツダ3では、2つのボディタイプを持つ特徴を活かし、5ドアハッチバック「ファストバック」と4ドアの「セダン」の2タイプに「レトロスポーツ・エディション」が用意される。

エクステリアでは、ドアミラー/フロントグリル/アルミホイールをグロスブラック仕上げとし、フロントグリル部のブラックメタリックのシグネチャーウィングを採用。これらは、ブラックトーン・エディションと同様の仕上げとなる。

「レトロスポーツ・エディション」の世界観を実現するために、ボディカラーには、ジルコンサンドメタリックを採用することで、FFスポーツと感じるシーンもあるマツダ3ファストバックと、マツダの象徴的なライトウェイトスポーツ「ロードスター」との世界観をオーバーラップさせている。

インテリアは、レガーヌを採用したダッシュボードやテラコッタのステッチ、テラコッタ/ブラックのコンビシートが、モデルが持つ上品さとスポーティさを際立たせている。装備面では、運転席パワーシートや前席シートヒーター、ステアリングヒーターなどをパッケージにした「ドライビングポジションサポートパッケージ」に加え、自動防眩ルームミラー、後席用LEDマップランプ、ボーズサラウンドシステム+12スピーカーシステムが追加された。

MTが選べる オススメは15S?

実車が用意されたのはファストバックのみだが、ジルコンサンドメタリックのロードスターと比べても、スポーティなキャラクターに同色が似合うことを教えてくれた。

ただフォーマルさが強いセダンとなると、同色との組み合わせは、乗り手を選ぶ個性的な選択となりそうだが、カスタムベースには面白そうだ。


マツダ3 20Sレトロスポーツ・エディションの前席内装(撮影したのはファストバックの海外仕様車)    宮澤佳久

マツダ3の強みは、ラインナップの豊富さだ。

ファストバックでは、ガソリン車だと、1.5Lエンジン車「15S」、マイルドハイブリッドの2.0Lエンジン車「20S」、マイルドハイブリッドのSKYACTIV-X車「X」、1.8Lクリーンディーゼル車「XD」と幅広いパワーユニットが選択できるのだ。

さらに「20S」「X」では、6速MTも選択可能だ。駆動方式は、仕様により異なるが、FFと4WDが用意されている。

ファストバックの価格は、285万100円〜390万2800円となっている。

セダンに関しては、仕様が絞られ、マイルドハイブリッドの2.0Lガソリン車「20S」と1.8Lクリーンディーゼルターボ車「XD」の2タイプのFF仕様のみ。価格は298万4300円〜325万9300円となる。

やはりスポーティさを重視するなら、軽快な走りが楽しめるファストバックの「15S」が良い選択かも知れない。

CX-30 「黒」の引き締め効果

ファミリー層のニーズにもこたえられる個性派クロスオーバーとして活躍中の「CX-30」。その年次改良モデルをベースにしたのが「CX-30レトロスポーツ・エディション」だ。

主な改良点として、先進の安全運転支援機能の強化に加え、センダーディスプレイの大型化やApple CarPlayのワイヤレス接続など機能面も進化が挙げられる。さらにコネクテッド機能が強化されたのも、朗報の1つ。「Myマツダ」アプリによるリモートエンジンスタートも実現されている。


CX-30 20Sレトロスポーツ・エディション(ジルコンサンドメタリック:316万6900円)    宮澤佳久

エクステリアは、マツダのスポーティモデルに共通する黒パーツによる引き締めを行い、フロントグリル/ドアミラー/アルミホイールをグロスブラック仕上げとしている。

これらは、「ブラックトーン・エディション」と同様の仕上げであるが、専用装備として黒メッキ仕上げのシグネチャーウィングを与えることで、レトロさや上級感を演出。これにより、チョイ悪風味のスポーティなコンパクトクロスオーバーを狙った。

ボディカラーは、イメージカラーの「ジルコンサンドメタリック」以外も選択可能だ。担当デザイナーによれば、オススメ色は、CX-5同様のカラーに加え、「セラミックグレー」もとのこと。

インテリアが豪華な仕上がり!

ブラックを基調とするインテリアでは、上質さを意識し、各部のアクセントを変更。各部のテラコッタステッチに加え、ダッシュボードパネルのブラックスエード化やインナーハンドルなど金属調パーツをガンメタ塗装としている。

シートは、テラコッタの人工皮革とブラックのスエード調生地レガーヌのコンビだが、CX-5とは仕様が異なる。シート中央のブラックのコードバン調アクセントを加えているのだ。これはCX-60に使われるデザインを取り入れたもの。


CX-30 20Sレトロスポーツ・エディションの前席内装    宮澤佳久

スエードの優しい風合いの中に、ピシッとしたアクセントラインが入ることで、スポーティな印象を強めるだけでなく、フォーマルさも感じられる。

CX-30のラインナップでは、最上位モデルとなるため、装備も強化されており、運転席パワーシートや前席シートヒーター、ステアリングヒーターなどをパッケージにした「ドライビングポジションサポートパッケージ」に加え、自動防眩ルームミラー、後席用LEDマップランプ、ボーズサラウンドシステム+12スピーカーシステムが加えられている。

実車の印象だが、エクステリアこそ、ブラックトーン・エディションに近いが、テラコッタカラーを取り入れたインテリアが豪華。とくにダッシュパネルのスエード素材「レガーヌ」の採用は、スポーティさだけでなく、高級感があって良い。装備もボーズサウンドを追加するなど贅沢な仕様となっている。

マイルドハイブリッドの2.0Lガソリン車「20S」が、316万6900円〜340万3400円。1.8Lクリーンディーゼルターボ車「XD」が、344万1900円〜367万8400円となる。
CX-30では最上位となる価格だが、豪華なCX-30を望む人には、良い選択となりそうだ。

なお本特別仕様車はマツダ3、CX-30ともに本日より予約受付を開始。発売は10月中旬〜下旬を予定している。