クルマの任意保険の更新をうっかり忘れた……等級の引き継ぎや割引はどうなる?

この記事をまとめると
■任意保険の契約更新を怠って事故を起こしても当然のことながら補償は受けられない
■更新の手続きをせずに満期日を過ぎてしまうと新規契約という扱いとなる
■等級の引き継ぎや割引の継続ができなくなり不利益を被る場合がある
任意保険の契約更新は何にも優先してすべき事項
任意保険の満期が近づくと、損害保険会社から郵送やメールなどで更新の案内が届く。それによって更新することは承知していても、日々のことに気を取られ、満期日を過ぎてしまうことはなきにしもあらずだ。一般的に、任意保険の満期日は、同日の午後4時と設定されていることが多く、これを過ぎると補償が受けられなくなる。そこで事故を起こしたら大変だ。

ただ、損害保険会社によっては、満期日のあと7日ほど猶予期間を設けている場合がある。とはいえそのことに安心してしまわず、満期日の通知が届いたらすぐに損害保険会社へ連絡し、更新の手続きを進めることを優先すべきだろう。
満期日を過ぎてしまうと、それまで無事故で割引されていた等級の得点も失い、はじめての契約という扱いになってしまう。つまり、保険料が高くなる。
そうした手間や面倒を省くため、任意保険を自動更新する特約を選ぶこともできる。補償が切れる不安はなくなるものの、改めて補償内容を見直す機会を失うことにもなりかねない。
一時的にクルマを手放す場合は割引等級の保存も可能
たとえば、年齢が高くなって保険料が安くなったり、逆に家族構成が変わって担保の範囲を見直したりする機会を逃してしまいかねない。もちろん、あとになっても見直しはきく。だが、それまでは従来通りの補償内容となってしまう。
保険料をできるだけ安くするため、補償内容の見直しを適宜進めることは無駄な出費を抑えることにつながる。ただし、その機会を上手にはかることも肝心だ。
たとえば条件のよりよい損害保険会社へ変更するような大きな見直しの場合、それまで無事故であれば割引の等級がより高くなっているはずで、それは新規の損害保険会社でも継承される。だが、満期日という区切りの時期以外に切り替えを行うと、そこが新しい損害保険会社との契約のはじまりになるため、等級はそこから1年間続くことになる。まだ保険期間の途中で損害保険会社を変更する際には、このことを知っておこう。

まとめると、任意保険の補償内容の見直しは、年齢や家族構成や走行距離などの暮らし、あるいはクルマの買い替え(車両保険に入っている場合)など含め、そうした変わり目で行うことがひとつの機会だが、保険料を安く抑えたいということで損害保険会社を変更する際には、満期日をひとつのきっかけとして等級を有効活用する視点もあるといいのではないか。
そのほか、一時的にクルマを手放す場合には、あらかじめ損害保険会社へ申告しておくことで、割引の等級を再びクルマを所有するときまで保存してもらう制度もある。
