<日本女子オープンゴルフ選手権 3日目◇1日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)◇6839ヤード・パー72>
今季2位が5回のシルバーコレクター返上へ。吉田優利が3バーディ・1ボギーの「70」で回り、トータル1アンダー・単独2位で優勝争いに加わった。ショットが不安定だった一日。だがともにツアー全体4位につけているリカバリー率、サンドセーブ率の強みをいかんなく発揮してショートゲームで耐え続け、チャンスをしっかり決めきった。
3日間54ホールを終えて、トータルアンダーパーは2人のみ。“ザ・メジャー”と言わんばかりの難関セッティングだが、吉田にとっても「今年で一番難しいというのは確か」。細かく言えば、「距離も長いし、深くて密度の濃いラフに、女子の力では止まらないグリーン」にタフなプレーを強いられている。だが、頭をフル回転させて攻略していかなければならない。「(バーディを)獲れるホールと獲れないホールが分かれてくるので、しっかり判断して攻めていく」ことが大事だと語る。
多くの選手がフェアウェイキープ率を重要視するが、吉田のフェアウェイキープはその回数だけではない。“その先”のところまで細分化される。
「フェアウェイから打つにしても、(ティショットで)刻むのかドライバーで先まで打つのか。それにより(2打目の)番手も変わるので。リスクを取るか取らないかの違いが重要です。フェアウェイから打つというのが鉄則ですが、外した時のマネジメントや好きな距離を残すとかを意識します」
このリスクマネジメントによって、3日間を終えてのフェアウェイキープ率は76%。ラフに入れてしまった時も「グリーンの近くまでもっていきたいけど、その気持ちを抑えて刻む」という“ミスを最小限にする”マネジメントに徹底した。
最終日最終組は今季4回目。今季初優勝がまたしても目の前に近づいている。首位はおなじく今季初優勝をねらうベテランの申ジエで、その差は1打。「トップとの差はアドバンテージもあってないようなもの。トップだけでなくて下もいる。あした自分がベストなプレーをすることがいいのかなと思います」。2戦前の愛知決戦では最終日最終組でプレーし、最終18番でバーディを奪えずに涙を流した。日本一決定戦の舞台でリベンジの時がきた。

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